幕間ー時界
やぁどうも、トラウルマンです。
今回は幕間とさせていただきます。
後に関係する話なので、ぜひ覚えておいていただけると幸いです。
それでは本編、どうぞ〜
これはセカンドラグナロクの少し後、イレギュラーという神が南雲御雷人という人間に転生する数百年前の話である。
イレギュラーは時界タームガルデに居た。
「もう!お主、何て事したかわかっておるのか?」
白銀の鎖に拘束されたイレギュラーを見下ろしそう言う少女、いや女神は時女神又は時界神と呼ばれている女神クロノスである。喋り方の割に見た目はかなり幼く見えるが、原初の神の一柱である。
「わかってるよ。で、俺はこれから冥界送りだろ?やるなら早くやってくれ」
「むぅぅ、本当にわかっておるのか?まぁよいわ。ちなみにお主は冥界には行かんぞ?」
「は?何で?ジジイかなり怒ってんだろ?」
「最高神ゼウスをジジイ呼ばわりするのはお主ぐらいじゃろうなぁ。で、その最高神の取り決めによりお主は封印される事と相成った。」
「....?!は?ちっと緩すぎやしねぇか?」
「知らぬ!私は神界の事に口出し出来ないからな。それは神界を統べている最高神ゼウスさんが決める事じゃ。まぁしかし私は現に手伝わされている訳だがな...」
「なんか企んでやがるのか?あのジジイ」
「今回の事は原因が原因じゃからな。多少の情状酌量の余地はあったんじゃろう。それと実の息子というのも少しはあるだろうがな」
「あいつに息子だからとかいう理由があるとは到底思えねぇ!あのジジイは殆ど父親らしい所が無かった。俺はあいつを父親だとは思ってねぇからな」
「まぁそう言ってやるな。ゼウスさんもゼウスさんで考える所があるのじゃろう。...しかし、お主が来なくなるとまた少し...」
クロノスはボソッと「寂しくなるな」と口走った。
「ん?なんだよ」
「い、いやぁ!何でもないぞ何でも」
「へへっ、そうかよ。そんなに俺がここに話し相手をしに来なくなるのが寂しいのか?」
「なっ、なっ、なっ、そんな事ないわ!逆にお主の事を心配してあったのじゃ!」
「冥界に行くわけでもないのに心配するか?普通。」
「だってお主はこれからずっと封印されたままかもしれないんだぞ?流石に心配になるわ!」
「そんな事言って、たまに顔出してくれるんだろ?クロは優しいもんな!」
「や、優しい?!オホンッ!そんな褒めても封印を無しには出来んのだ。そして私はこの時界から離れられんので無理だし、お主はどこかの場所に封印されると思うとるみたいだが、どこかに封印されるということではない。」
「じゃあどういう事だよ。」
「お主はこれから人間に転生するのじゃ。」
「じゃあ神子になるってことか?」
「そうじゃな。だがお主に神威が起こる事はほぼないだろうな。」
「ふーんそう言う封印か。成る程」
「むっ、もう少し話していたかったが、もう時間のようじゃ。では封印を始める。」
「あいよ、また暫くしたら絶対会いに来るからよ。よろしく頼むぜ。」
「はぁ...、お主の根拠のない自信には呆れを通り越して感動を覚えてしまうわ。」
「へへ!ありがとな!クロ!」
「別に褒めてないんだがな。封印する前にお主にこれを授けよう。」
そういう時クロノスはイレギュラーの左手部分に手を翳した。するとイレギュラーの左手の薬指には指輪のような物が生成され巻き付いた。
「これはお主にとって呪いでもあるが、私からの祝福じゃ!ありがたく受け取っておくのじゃ。」
「なんだこれ、結婚指輪みてぇだな。まぁいいや、ありがとなクロ。
「ふんっ、それは何かあった時のためだ。それに一応呪いだからな?それじゃあな。」
「あぁ、またな!」
イレギュラーは時界神クロノスによって封印された。それは本来解けることのなかった封印。
しかし、イレギュラーに凄まじい恨みを持つ神たちが偶然か必然か多数転生してしまったが故にミカヅチに神威が起こってしまったのだった。
どうでしたか?今回はいつもより文章が少なかったですが、次からは本編に戻りますので!
誤字や誤変換等を教えていただけると幸いです。続きが気になる!という方は是非ブクマしてください!励みになります!感想も是非是非お待ちしておりますのでよろしくお願い致します!
それではまた次回お会いしましょう。




