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特殊能力入手初日〜三連休初日(1日経過)

俺の名前は、春風結城はるかぜゆうき


13歳。中学1年生だ。




俺には、特殊能力がある。


その能力とは、【AVATAR】(アバター)


この能力は、ゲームと同じ。


つまり、ゲームキャラになったという事だ。


現実を生きるゲームキャラ。それが俺だ。


俺がこの能力に気づいたのは、1時間前。


いや、1時間前に能力が出来た。という事かもしれない。


ステータス画面が目の前に表示される。


名前:春風結城

レベル:1

職業:ー(レベル60で解放)

HP50

MP15

筋力3

耐久2

敏捷1

知能1


スキル:無し


何故、1時間前に気づいたかというと、1時間前から今まで、ダンジョンに閉じ込められているからだ。


しかも、モンスターがたくさんいる。


こんなの、勝てるわけがない。


必死に逃げること1時間。そして、今になる。


出口を見つけた。


ようやく学校に行ける。


--------------------------------学校到着-------------------------------------------------------------------



遅刻した。


今、先生から、罰を受けている。


でっかい定規で、叩かれている。


ピロン♪


『何度も打撃を受けたことにより、スキル【打撃耐性】を獲得しました。』


そう書かれたウィンドウが表示される。


『【打撃耐性Lv1(熟練度0.00%)】


 打撃ダメージを減らすスキル。効果はレベルと熟練度によって変わる。


 現段階だと1%のダメージカット。』




スキルの事を考えていると、2発目がくる。


ピロン♪


『【打撃耐性】の熟練度が上昇します。【打撃耐性Lv1(熟練度5.41%)】』


その後3発叩かれ、結果は、


『【打撃耐性Lv1(熟練度16.81%)】

 

 打撃ダメージを減らすスキル。効果はレベルと熟練度によって変わる。


 現段階だと8%のダメージカット。』



そして、学校では、特に何もなく、学校が終わる。


帰宅後は、宿題を後回しにして、急いで公園に行く。


そして、木を思いっきりぶん殴る。


手が痛い。


でも、生き残るためには、スキルが必要だ。


きっと、【強打】というスキルがあるはず。


そう信じて、木を叩くこと50回。


ピロン♪


『打撃属性の攻撃を一定回数行いました。スキル【打撃強化】を獲得しました。』


『【打撃強化Lv1(熟練度0.00%)】


 パッシブスキル。打撃を行うごとに、レベルと熟練度が上がっていく。


 レベルと熟練度が上がるほど、打撃時のダメージが上昇する。


 現段階では、ダメージ1%上昇。』



【強打】ではないけど、これも必要だろう。




それに、パッシブスキルだから、MPも消費しないし。


更に拳で木をぶん殴り続け、合計80回。


ピロン♪


『一定以上のダメージを一定数与えたため、スキル【強打】を獲得しました。』


『【強打Lv1(熟練度0.00%)】


 アクティブスキル。効果はレベルと熟練度によって変わる。


 現段階では、MPを3使用し、攻撃速度を2%、攻撃ダメージを10%上昇させる。』



そこからは、かなり楽だった。


木を殴る時の痛みも減った。


多分、【打撃耐性】の熟練度が上がったのだろう。



夕方の4時くらいから、6時までの約2時間で、上がったスキルは.................................



【打撃耐性Lv2(熟練度6.27%)】.....................打撃ダメージ9%カット。


【打撃強化Lv5(熟練度18.27%)】...................ダメージ8%上昇。


【強打Lv2(熟練度3.26%)】............................MPを2消費し、攻撃速度を3%、攻撃ダメージを11%上昇させる。



これで、もしダンジョンに閉じ込められても少しだけ安心だ。



家へ帰り、宿題と、勉強をする。


2時間ほど勉強すると、


ピロン♪


『勉強時間が一定時間を超えたため、知能が2上昇しました。』


ピロン♪


『知能が2増加したため、MPが10増加します。』


なるほど。行動だけでもステータスを上昇させられるのか。


幸い、明日から3連休だ。


その間にステータスを上げられるだけ上げとこう。


もしかして、筋トレしたら、筋力とか上がらないかな?


試しに筋トレをしてみる。


すると、分かった事があった。


鍛える場所によって、効果が変わる。


どこを鍛えても筋力は上がる。


しかし、脚を鍛えると、敏捷が上がるということが分かった。


つまり、脚をメインに鍛えれば、筋力と速度の両方が上がるということだ。


筋トレを5時間ほどすると、筋力が5、敏捷が3上がった。


体を休める間に、勉強で知能とMPを増やす。


魔法は使わない、というより使えないから、知能はいらないが、MPが必要だ。


MPが多くあれば、【強打】が多く使える。


前回MP、知能が上がった時、2時間で知能が2上がった。


つまり、1時間に知能1上昇。1時間に5MP上昇。


というわけだ。



だが、それは現時点での話。


知能が上がれば、解ける問題も多くなる。


つまり、知能の上昇率が上がるかもしれない。


勉強をしていると、もう夜12時だった。


明日からの3連休で、生き残るために、ステータスを上げる。


そして、寝た。


翌朝6時。


眠気覚ましも兼ねて、家で筋トレをする。


ほんとは、走りたいが、、またダンジョンに閉じ込められるかもしれない。


よって、家で筋トレをする。


2時間後。朝8時。


朝食を食べ、庭の地面に向かって、【強打】を使う。


地面なら、叩くことで硬くなるし、それを叩くことで、熟練度も上がる。


【強打】でMPを使い果たしたら、今度はスキルを使わずに普通に殴る。


これだけでも、【打撃強化】のレベルや、熟練度が上がる。


庭を叩き、3時間後。11時。


【打撃耐性Lv4(熟練度45.37%)】.............................打撃ダメージ15%カット。


【打撃強化Lv10(熟練度3.26%)】.....................................打撃ダメージ15%上昇。


【強打Lv4(熟練度41.22%)】...............................MPを1消費し、攻撃速度を5%、ダメージを13%上昇させる。


次は、勉強でMPを上昇させる。


その前に、ベッドで少し休もう。


ピロン♪


『ベッドでの休憩により、HP、MPが全回復します。』


このウィンドウが現れたのはベッドで5分ほど休んだ時だった。


『ベッドで休むと全回復』。確かに、ゲームの中でも、RPG系のゲームにはよくある事だ。


少し考える。


そうか。


俺は今、ゲームキャラになっているんだった。



よく考えたら、レベル、職業、スキル、ステータス。


これがあるのは、RPG系ゲームだ。


すると、また目の前にウィンドウが表示された。


『お知らせ:どれかのスキルの熟練度を10消費して、ベッドの回復時間を5分⇨3分に変更しますか?』


『クエスト:家具の強化



 ベッドや、1部の家具などは強化できます。


 

 強化すると、さまざまな特典があります。


 クエスト内容


  ベッドの強化(未完了)


  机の強化(未完了)


  サンドバッグの強化(未完了)


 クエスト報酬


  スキル【インスタントダンジョン】 【鑑定(初級)】


  経験値300』



『【インスタントダンジョン】



 自分だけのダンジョンを作成できる。


 作成できるダンジョンはレベルと熟練度によって変わる。』


『【鑑定(初級)】


 色々な物の情報が見れるスキル。


 効果は、レベルと熟練度、級によって変わる。』



うーん、熟練度10失うのは嫌だけど、将来的にみると、1回2分縮まるから、


元は取れるはず。



5分のままだと、3回の全回復で、15分。


3分だと、5回の全回復で、15分。


30分だと、


強化しないと、6回。


強化すると、10回。


1時間だと、


強化しない場合、12回


強化すると、20回。


一回に数時間やることが多いから、強化した方がいい。


ピロン♪


『 ITEM:【ベッド】を強化しますか?(必要熟練度10)』


ピロン♪


『《はい》/《いいえ》』



俺は迷わず《はい》を選択する。




ピロン♪


『 ITEM:【ベッド】が【ベッドLv1】になりました。』



『 ITEM:ベッドLv1


 HP、MPが3分で全回復する。


 普通のベッドよりも、寝心地がいい。』


次は、机だ。



ピロン♪


『 ITEM:【机】を強化しますか?(必要熟練度5)』



ピロン♪


『《はい》/《いいえ》』



ピロン♪


『 ITEM:【机】が【机Lv1】になりました。』


『 ITEM:机Lv1


 この机で勉強すると、上昇する知能が+1される。


 本棚Lv1と一緒に使うと、1/10の確率でスキルブック、魔法書のどちらかが出現する。


 1時間ごとに出現するかが決まる。』



ピロン♪


『連携クエスト:本棚の強化


 クエスト内容


 本棚をLv1にする。



 クエスト報酬


 スキル【MP放出】』


『【MP放出】


 MPを放出することができる。


 このスキルレベルは10までしか上がらず、スキルレベル10になると、進化・派生する。


 進化・派生してもこのスキルは無くならない。』





ピロン♪


『 ITEM:【サンドバック】を強化しますか?(必要熟練度5)』


ピロン♪


『《はい》/《いいえ》』



『 ITEM:【サンドバック】が【サンドバックLv1】になりました。』


『 ITEM:サンドバックLv1


 打撃系スキルの熟練度が1.5倍上昇する。


 拳でやると更に2倍。(合計3倍)』


最後に本棚を強化して、終わり。


ちなみに、本棚を強化するとき、熟練度は1しか消費しなかった。


ただ、本棚だけでは特に特殊効果がなかった。



クエスト報酬の経験値300。


これのおかげでレベルが3になった。


全ステータスが1ずつ上がり、更にスキルにもステータスにも使える、SPというものを手に入れた。


スキル獲得とステータスアップはどっちも時間をかければできる。


どうするか。


迷う。


とりあえず、現在のステータスを確認しよう。


名前:春風結城

レベル:3

職業:ー(レベル60で解放)

HP54

MP26

筋力9

耐久3

敏捷5

知能4

SP15

スキル


【打撃耐性Lv4(熟練度45.37%)】(打撃ダメージ15%カット)


【打撃強化Lv10(熟練度3.26%)】(打撃ダメージ15%上昇)


【強打Lv4(熟練度41.22%)】(MPを1消費し、攻撃速度を5%、ダメージを13%上昇させる)


【インスタントダンジョンLv1(熟練度0.00%)】(【ダンジョンLv1:スライム】に自由に出入りできる)


【鑑定(初級)Lv1(熟練度0.00%)】(人物、HP、ITEMのみ)


【MP放出Lv1(熟練度0.00%)】(MPを放出できる)




これが今のステータスだ。


ダンジョンに自由に出入りできるなら、行ってみようかな。


危険だったら、逃げればいいし。


【インスタントダンジョン】頭の中で『スキルを使う』と意識する。



すると、目の前が歪んでいき、気がつくと、ダンジョンにいた。



目の前には、プルプルとした、ゼリーのような生物。


そう。スライムだ。


【鑑定(初級)】を使用すると、


ノーマルスライム


HP100/100


と書かれていた。



さっそく【強打】を使う。


すると、スライムのHPが


99/100


1しか減っていない。


そうか。忘れていた。


スライムは物理攻撃が効きにくい、もしくは無効というキャラだった。


1部のゲームだと、雑魚キャラだが。


ならば、【MP放出】を使おう。


スライムに【MP放出】を使う。


やべえ。MPが半分持っていかれた。



スライムのHPが0になった。


スライムはMPで倒せる。という事が分かった。


そして、思う。


【MP放出】を使った時、体から、何かが抜けて、手に集まってから放出された。


つまり、手に留めておけば、MPを消費せずに、スライムを倒せるのではないだろうか。


さっそく、2体目のスライムにやってみる。


【MP放出】で手に集まったMPを、手に集めたまま、スライムを殴る。



すると、スライムのHPが1/3になった。


MPは、3消費してる。


でも、半分よりはマシか。


もう1度殴り、スライムを倒す。


ピロン♪


『レベルが1上がりました。』


ピロン♪


『一定の行動により、スキル【MP操作】、【MP制御】を獲得しました。』


『【MP放出】のレベルが3上がりました。』


『 スキル:【MP操作Lv1(熟練度0.00%)】


 

 MPを操作できる。操作すると、MP関係の新たなスキルが得られる事もある。


 効果はレベルと熟練度によって変わる。』


『 スキル:【MP制御Lv1(熟練度0.00%)】


  アクティブスキル。


  MPを制御できる。


  制御することによって、消費MPのコントロールができる。


  消費MPを増やすと威力が上がり、


  消費MPを減らすと威力が下がる。


  消費MPが1のスキルは、0にできる。


  ただし、威力は1/2になる。』



かなり使える。


0にできるのはデカイ。


威力半分でも、熟練度が稼ぎ放題だ。


一度、家に帰る。


まあ、家で【インスタントダンジョン】やったから、脱出するだけだけど。


家に帰り、勉強の時間だ。


問題を解き、30分ほど。


ピロン♪


『一定数の問題を解いたため、知能が1上昇しました。』


やはり、知能が上がった分、問題を解くスピードが上がった。


更に、知能が上昇した。


『机Lv1の効果により、1の知能を追加で獲得しました。』


これで2の知能が上がり、10のMPが上がった。



そろそろ、【強打】の熟練度とレベルを上げよう。


【魔力制御】を使用し、消費MPを0にする。


サンドバックに向かって、【強打】を発動する。


4時間後。現在時刻午後4時。


【強打Lv8(熟練度87.46%)】(MPを1消費し、攻撃速度を10%、ダメージを18%上昇させる。)


【打撃強化Lv15(熟練度45.81%)】(打撃ダメージ25%上昇)


【打撃耐性Lv8(熟練度67.29%)】(打撃ダメージ22%カット)


【拳Lv3(熟練度9.22%)】(拳でのダメージ3%上昇。熟練度、レベルに応じて技を覚える。 

               Lv3習得【インパクト】)


【インパクト(熟練度0.00%)】.......【拳】スキルLv3で習得。消費MP3

効果:敵、または地面に打撃を与えた時、打撃ダメージ+衝撃波を相手に与える。

熟練度が100になると、次の技を覚える。


【MP制御Lv2(熟練度4.20%)】(消費MP2までのスキル、技を消費MP0にできる。)



ちなみに、サンドバックのLvは5になり、破壊不可になった。


【強打】を使うと、壊れそうだったので、破壊不可にした。



『 ITEM:サンドバックLv5(破壊不可)



 打撃系スキルの熟練度3.5倍


 拳、蹴りを使用すると、2倍(固定)(合計7倍)』


【強打】は【MP制御】と合わせればMPを消費しない。


次にやるべき事は、【MP操作】スキルによる、新スキルの作成。


ゲームだと、魔法系スキルは、〇〇ボールとか、〇〇アロー、〇〇バレット


とかいうのが多い。


さっそく、MPを操作し、ボール状にする。


『一定の行動により、【無属性魔法(初級)】と【無属性魔法(初級)】で習得する技【マジックボール】を獲得しました。』


おおっ。魔法。


ついに俺も魔法使いだ。


別に厨二病ではないが、実際に俺には秘められた力があった。



そして、その後は何事もなく、1日が終わった。


今日の最終ステータス


-----------------------------------------------------------------------------------------------------------


名前:春風結城

レベル:4

職業:ー(レベル60で解放)

HP55

MP37

筋力10

耐久4

敏捷6

知能7

SP20

スキル


【インスタントダンジョンLv1(熟練度0.00%)】(【ダンジョンLv1:スライム】に自由に出入りできる)


【鑑定(初級)Lv1(熟練度0.00%)】(人物、HP、ITEMのみ)


【MP放出Lv3(熟練度53.39%)】(MPを放出できる)


【強打Lv8(熟練度87.46%)】(MPを1消費し、攻撃速度を10%、ダメージを18%上昇させる。)


【打撃強化Lv15(熟練度45.81%)】(打撃ダメージ25%上昇)


【打撃耐性Lv8(熟練度67.29%)】(打撃ダメージ22%カット)


【拳Lv3(熟練度9.22%)】(拳でのダメージ3%上昇。熟練度、レベルに応じて技を覚える。 

               Lv3習得【インパクト】)


【インパクト(熟練度0.00%)】.......【拳】スキルLv3で習得。消費MP3

効果:敵、または地面に打撃を与えた時、打撃ダメージ+衝撃波を相手に与える。

熟練度が100になると、次の技を覚える。


【MP制御Lv2(熟練度4.20%)】(消費MP2までのスキル、技を消費MP0にできる。)


【MP操作Lv1(熟練度68.25%)】(MPを操作し、新たなスキルを開発できる。)


【無属性魔法(初級)Lv1(熟練度0.00%)】(無属性魔法が使える。

                      Lv1習得魔法【マジックボール】)


【マジックボール(熟練度0.00%)】............................消費MP5。 無属性の魔力の弾を放つ。

                        熟練度が100になると、新たな魔法を覚える。



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