表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/74

たたかいのこうか

「!?」


 魔王はバックステップを踏み、斧を振るう。


 斧の刃は勇者に触れない、しかし斧から放たれる黒い斬撃の衝撃波が、勇者の体に直撃した。


 黒い魔力がほとばしる、漆黒の爆発の爆心地、黒い煙を上げながら勇者の体が膝から崩れ落ち、地面に倒れた。


~~~~~~




 俺は屈しない


 どんな辱めにも、どんな痛みにも


 俺は…屈しない



~~~~~~



 黒い影のみが辛うじて視認できる超高速戦闘のさなか


 幾百の交錯と激突の末、魔王の斧に亀裂が走った。


「……」


 しかし魔王は構うことなく勇者に対し斧を振るう。


「ガァアァァアアァァァァアアッ!!」


 咆哮と共に放たれる二刀のX斬りが、魔王の斧を切り裂いた。


 砕け散る斧、破片が周囲を覆う。


 勇者は放射雷撃を放ち、残骸を弾き飛ばす。


 しかし、目前に魔王はいない。


 やはり、背後には魔王。


「――ッ」


 勇者はとっさに剣を背後へ振るう。


 0.1秒遅かった。


 漆黒魔法の直撃を受け、勇者は床に体を横たえた。


魔王(殺さない最低限度の魔力量は把握した……しかし、勇者の反応…そろそろこの方法も潮時か?)


 とにかく、細心の注意を払って次に備えるとしよう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ