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さくせん
「最初は、持久戦を挑むつもりだった…体の痛みには耐えられると思った……だが…あれは……あの拷問は…きつい」
「…」
「だが…そのおかげで一つの策が思いついた、ある意味、最初の策よりも成功すれば勝率は上がると思う…それを試すのに、一流の神系魔法の使い手であるお前の力が必要だ」
「…一体何をする気だ?」
「ついてきてくれ」
司祭は、勇者の後を追って洞窟に入った。
「ここには、これまでの冒険で手に入れたアイテムを秘密裏に管理している、その中の、これを使おうと思う」
「! なんだこれは!!」




