~精霊契約~
契約・・・それは「頭がおかしいヤツがやる奴がやるものでしょw」て思ってる人が多いが実際すごい身近にあって人は1日に1回しているのではないだろうか。「嘘臭い」って?じゃあ例でもあげてみれば「えっ!?」ってなるよ。それは買い物とか電車に乗ることだ。
ね、1回でもやったことあるでしょ?学校で習ったよ(らしいとしか言えないけどね)
でも今回のはこんな軽いものではない。
「契約って・・・・・・どういう?」
「もう主様、分かってるくせにわざわざ言わせないで下さいよ」
「いや、分かんないから聞いてんだら!!」
「もー、しょうがないですね。このマリアが説明しますよ♪よーーーーーーーーーく聞いてくださいね♪」
何かマリアの話が凄そうだから簡略してみるとこうだ。
・メリットとしてある程度有利に戦えるというのと精霊としての本来の能力が出せる。
・デメリットしてHPが2人で統一される。しかも、このHPが0になると2人ともGAME OVERとなる。
・そして、神器とか言うものが使えるようになるらしい(めっちゃ強いらしい[本人もあやふやに言ってた])
「大体理解した。・・・・・・これからも考えるとな・・・・・・よし、分かった。契約をしよう」
「本当ですか!?・・・・・・では、広い場所に行きましょう!」
「校庭でいいか?」
「ハイ、大丈夫です。あとは、棒がほしいですかね」
僕は近くにあった木の枝を拾って渡した。
「では、1時間ほどこのガッコウというものの中を調査してきてください」
「・・・・・・あぁ」
ー1時間後ー
校庭に戻ってみるともの凄い大きい円やら文字(?)やら記号が書かれていた。
何か怖いんだけど
「主様、ナイスタイミングです!あ、それは消さないで下さいね。踏まないで下さいね」
「どうやってそっちに行けばいいんだよ!?」
「頑張って来てください」
イジメだろ、おい!!
僕は隙間や何も書いてないところを通ってマリアの所に来た。
「お疲れ様です、主様。では、契約を始めましょう」
ー我は上位精霊レイズ・マリア・ワンス、これより契約の儀式を開始する。魔方陣展開!!ー
すると、周りが光りだした。それからというもの僕には分からない言語を喋り出した。
「すみませんが、血を少し戴きますね主様」
「え・・・・・・あぁ」
痛いとは感じなかった。本当に血を取ったの?
「さて主様、両手を貸してくださいね」
そう言ってマリアは僕の手を取ってまたブツブツ言い出した。なんかチクチクして痛い。
しばらくすると、魔方陣が消えた。
「主様、終わりましたよ。お疲れ様でした」
痛かった手を見てみると何故か魔方陣らしいものが刻まれていた。
「マリア、これは?」
「それは、契約の印です」
契約ってこうなるんだね。そういえば
「神器ってどうやって出すの?」
「呪文を唱えればいいですよ。主様のだと・・・・・・何コレ・・・・・・神伝剣[X]?聞いたこと無い神器ですね。普通なら『コール!神伝剣[X]』で出せるかと・・・・・・」
「コール!神伝剣[X]!!」
しかし、なにも起きなかった。
「おかしいですね、普通なら出てくるはずなのですが・・・・・・」
「・・・・・・もしかして・・・・・・」
「何か分かったのですか?」
「自信は無いけどね。・・・・・・コール![X]!!」
すると、手元に片手剣が出現した。
「重っ!?でも、使いやすそう」
「・・・・・・主様・・・・・・何者」
こうして、神器を手に入れた僕。
「さて、次は『多時実』を制圧するぞ!!」
「ハイ、主様!!」