~対魔法戦~
あんなの、ゲームじゃないとできねーだろオイッ!!
「・・・・・・魔法でこんなに驚くとはな」
ま・・・・・・魔法・・・・・・だと・・・・・・
精霊しか発動することができないと思ってたけどな・・・・・・
「魔法か・・・・・・ようやくモヤモヤが解けたよ・・・・・・」
「何だ、その余裕は?」
僕は鼻で笑った。そして、ボスに言ってやった。
「相手が悪かったな・・・・・・僕の得意な敵の様だな」
そう、僕は《ライジング・ホープ》で【魔法殺しの剣士】と呼ばれるぐらい対魔法戦では無敵だった。
「その余裕、ここで消し去ってやるわ」
「ヘー、初心者の捨て台詞かな」
「ぅるせーーーーー!!《ライトニング・レイ》!!」
呪文からして光魔法。なら!!
「らああああああああ!!」
魔法を無視して木刀を槍のようにして構えて突撃する。
「フッ、自殺か!!」
確かに、このままだと現実なら自殺だ。しかし、ここはゲーム世界、なので木刀でもこのようにすれば
「な・・・・・・何!!」
光魔法だから先端の1点に当たる。大規模魔法以外は核があるのでそれを消せば
「魔法は切れる!!」
これこそ対光魔法攻撃である。
「これで・・・・・・終わり・・・・・・だーーーーーー!!」
ボスの腹に風穴を空けた。