~拠点を探しに~
しばらくして、僕らの拠点探しが始まった。
「学校が良いと思いますよ主様」
確かに、とは思うが誰かがそこ拠点としている可能性が無いとは言えない。
「ここが一番落ち着くんだけどな…」
「ダメですよ主様、ここだと少人数ですぐ囲まれてしまいます。なのでいい所を早く探しましょう」
学校か…確かに食料は有りそうだな…
「家の近くに高校があるからそこに突っ込んでみますか」
「その意気ですよ、主様」
と言うことで、その高校へと向かった。
3分後、噂の私立西高等学校へとたどり着いた…まではいい、何これ、めっちゃヤバそうな雰囲気なんだけど…だって、入り口に見張りがいるんだよ。
「どうするんだよ、これ…」
「強行突破しかないですよ、主様」
ないないない、だってこっち2人(実際戦えるのは僕だけ)に対して相手は100は居そうだよ!!
「お前戦えるのか?」
「ここだったらぶっ放せますよ(ニコッ)」
ニコッってして物騒なこと言うなよ。
「そういえば、ここで武器手に入ったら使えるじゃん」
「あ…その事なんですけど…1つ言いたいことが…」
「はっ?」
「主様は、剣しか使えません。すみません」
「へっ!?」
「主様は剣いわゆるソードしか使えません」
剣しか使えない!?てことは銃とかランスとか弓矢とか使えないの!?
「もし、使ったら?」
「自分に攻撃が当たります」
は、どういう事ですか???
「もう、主様は理解力が無いですね」
「悪かったな」
「主様がもし拳銃で私を撃つとしましょう。すると、弾は主様の心臓or後頭部にHIT」
「死ぬじゃん!!」
「そうですよ、なので使ってはダメですよ。主様が死んだら私も死んでしまいますから」
「初耳なんですけど」
てことはマリアの命は僕にかかってるって事!?
「行きましょう、主様」
「あ、ああ…って100近い敵を2人で相手するのか?」
「それ以外無いじゃないですか主様」
「あ…ハイそうですね…」
門番は速攻蹴散らした…正直言って弱かった。
校舎に入ってからもピンチらしいことは無く校長室に着いた。
「何もねーな」
「そうですね」
ここにたぶんボスっぽいものがいる…と考える。
「開けるぞ」
「あ、ハイ。お願いします」
戸を開ける。すると、閃光が飛んできた。
「「うわっ!!」」
「フッ、こんな者に侵入を許したのか」
…なんなんだ…あれ…