転生は、能力選びが大切である。
2話目です。短くてすみません。もう少しで話が動かと思います。まだまだ楽しく書けますね。
ふと目がさめると、そこは白い空間…などではなく、いつもの教室の中だった。
いつもと違うことと言えば、机と椅子が1組しかないことと、教室には俺しか居ないということだ。
「なんだこれ。俺…死んだよな?」
夢か?身体がやけに軽い。
不思議な感覚に戸惑いながらも、飛んだり跳ねたり走ったりしてみる。
なにこれ超楽しいんですけど。
「ふぉーぅ!いやっふー!ヤッベェなにコレェ!うぉっ!!ふぉーーぅ「ねぇ」やっほーーい!あー「ねぇってば」いぇーぃ…」
ん??今、声が…
「君なにしてるの?」
…………。
…人に見られた。死のう。
「もう死んでるわよ」
…え?じゃあここはなんだ?ってか、この娘めっちゃ可愛くね?
金髪碧眼+ロリ巨乳=万歳。
しかも何この格好エロい。ネグリジェってやつ?谷間すげえな。なんていうか、好きか嫌いかで言うとどストライクだ。
「なっ…!何考えてんのこの変態!」
「ごめんなさい!…って、あれ?声に出てた?」
「心の中くらい読めるわよ」
「まじ?」
変なやつ認定。
「失礼な奴ね!私は管理者なんだから心が読めて当然なの!君たち人間と同じにしないでくれるかな」
そう言って少女(幼女?)はその豊満な胸を張った。あれノーブラ?ごちそうさまです!
「管理者?なんだそれ」
「あなた脳内と発言がめちゃくちゃよ…。よくそんな真面目な顔できるわね。はぁ、文字通り世界の管理者よ、もっとも、私は''この''世界担当じゃないけどね。」
「この世界?」
「君が住んでた世界。いや、ギリギリ今いる世界かな?ちなみに、君たちの世界の管理者は忙しくて今日は来れないそうよ。君たち人間が余りにもメチャクチャな事をするからね」
それはきっとジャック…改め、百合園 慧のせいだろう。
そうに違いない。
「ジャック?誰それ?そんなことより!君をこれから、私の管理してる世界に生まれ変わらせる事になったから、そこんとこよろしくね?」
「あ、そーなんだーよろしくー
ってなるか!」
なに?そんな軽いノリでイケるもんなの?
「イケるわよ」
イケるんだ!?
「全ての世界はお互いに絶妙なバランスを保っているの、水や土、全ての物質や魂までもがね。そのバランスを保つ為に、魂は循環していくのよ。だから貴方が生まれ変わるのも普通のことなの」
「なるほど、でもおかしくないか?それなら俺と話す必要なんてないだろう?前世の記憶とかどうせ無くなるんだろうし。」
「っ……!」
なんだその顔は
………
「なぁ「ハイッ!」」幼女が食い気味に返事をする
「説明しろ」
「えっとね…君が死んだのは、イレギュラーなの………」
「イレギュラー?」
「あの…その…私がこの世界に遊びに来る途中に、ちょっとした手違いで君に…」
「ぶつかった」
「はい…」
場が沈黙に包まれる。
あの衝撃はこいつの仕業か。
「じゃあなんだ?俺はお前に殺されたってことか?」
「…そうなります」
なるほど。
なるほどなるほど。
「俺に何か言うことは?」
「ごめんなさい!!!!!」
少女は見たこともないような綺麗なフォームで土下座した。
「まぁいい、死んじまったもんは仕方ないしな。あの世界も、もうどうでもいいって思ってたところだし。」
「そうよね!あんな生活死んだほうがマシよね!」
イラッ…
俺はその幼女の頬を片手で挟んだ。幼女の口がタコみたいになっている。かわいい…って、違う違う。にやけてる場合じゃない
「調子に乗るな」
「ほへんははい(ごめんなさい)」
「なんて?」
「ほへんははい!」
「は?」
ーーー・ーーー・ーーー・ーーー・ーーー
しばらくして気が済んだので離してやった。
「はぁ…はぁ…なんて事するのよ!」
幼女が俺を睨む
「お前が悪い。で、俺に何か話があるんだろう?」
「はぁ。そうね、そろそろ本題に入るわ。こちら側のミスで君は命を落とした。だからお詫びとして、君に選択肢をあげることになったの」
「選択肢?」
「そう、前世の記憶の引き継ぎから、転生時の年齢、身分、能力、外見に至るまで。可能な限り選ばせてあげるわ」
すげえぇ!まじか!テンション上がってきた!死んでよかった!
「……喜んでくれて何よりよ」
幼女からのジト目がむしろ美味しいぞありがとう
「よし、じゃあとりあえず。前世の記憶ありで、歳は生まれたところから!」
「ちょっと待ちなさい、これに書いて」
そう言って幼女が取り出したのは、学生諸君にはお馴染みのマークシートだ。そう、鉛筆でやるアレ。
「え?なんでマークシート?」
「場所が教室だしなんとなくかな。あははっ!独りぼっちで追試受けてるみたいでなんか笑えるわね!」
こいつホンマしばいたろか
おっと、つい関西弁になってしまったが、俺は関西人ではない。
まぁいい。今はこっちだ。
>前世の記憶・アリ
>転生時年齢・0
ここまではさっき言った通りだ。
>性別・男
女も気になるが、やはり中身に合わせるべきだろう。
>外見・良
これより上もあったがある程度良ければいいのだ、良すぎると女の子が話しかけにくいだろう。
女の子が。
>身分・平民(上)
身分はこれでいい。貴族とかいかにもメンドくさそうだ。ある程度裕福な普通の家庭の方が自由でいいだろう。
《基礎能力値》
>体力・
>魔力・
>攻撃・
>防御・
>敏捷・
>スキル→
魔力?!スキル!?こういうのは心が躍るな!
あれ?スキルだけは選択式じゃないのか。
とりあえず基礎能力値は赤ん坊の場合、合計で50が最大みたいだ。
まぁ振るとしたらこんな感じだろうか。
>体力・8
>魔力・12
>攻撃・9
>防御・6
>敏捷・15
>スキル→
やはり魔法がある世界ならば魔法を使いたいし、戦うにしても、そうでなくても敏捷性は必須だろう。まぁ後は適当だ。
防御?攻撃なんざ避ければいいんだよ
あとはスキルだが…
「おい」
「おいって…君は本当に失礼な人ね」
「このスキルってやつ、どんなのがあるんだ?」
「そこまで書けたのね。少し見せて!
……ふーむ、なかなか欲張りね。でも、まぁこれくらいなら大丈夫かな…。」
なにやら前のめりになってマークシートと睨めっこしているようなので、俺は無防備なその巨乳を目に焼き付ける。瞬き?知らないなぁ
「いつまで見てんのよ」
幼女がこちらを見ている。
「いいだろう減るもんじゃないし」
むしろ将来が楽しみだ。
「段々堂々としてきたわね…。あと、私は成長とかはしないわ」
「そうなのか、そりゃ残念だ。それで?スキルは?」
「あ、そうそう。スキルなんだけど、それは選ばせることはできないわ。そういう決まりなの。」
「そうなのか。じゃあどうやって決めるんだ?」
「それはね…コレよ!」
〉〉〉〉〉〉ドォォォォォンッ…!!〈〈〈〈〈〈
そう言って、その美しい幼女が取り出したのは
日本人ならば誰もが一度は目にしたことがあるだろう。しかしそれよりも何十倍も大きな
………………ガチャガチャだった。
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