3月12日日曜日 3
「座りなさい」
冷たく言い放たれた、イラついてるのが見てわからんから、静かに座ることにした
「今日ここに来た理由は前話したとうり、私ともう一人の孫と一緒にこの家に住むためだ、それは理解できるか」
「理解できない、この家はあんたには関係ない、それなのになんであんたと一緒に住まなきゃいけないんだよ」
「前にも言ったでしょ、孫を一人にさせることはできない、生きていく金もないだろ、それなのに一人で子どもが行きていけるわけないだろ」
一人で生きていける、少し前の自分はそう思っただろうでも違う、今の自分は一人では生きていけない、手紙で助けを出したり、みゃーこ先輩の家に頼っていたり、すみれに相談を聞いてもらったり、こはくに修行をつけてもらったり、今の僕はいろんな人の助けをもらって生きているだからこんな答えが出た
「僕は一人じゃない、今はいろんな人の助けをもらって生きているんだ」
「迷ってるのにも相手に迷惑だろ」
「うん多分迷惑、……だから変わりに助ける……僕は自立するのって一人で自分の足で立って歩くことだって思ってた。でも人一人の力じゃ限界がある、誰でもできるわけじゃないことや苦手なこともあるから、
人に助けてもらうこと、人を頼ること、そして自分にできることがあるなら人を助けること…それが最近わかったんだ」
「………」
「料理できるようになったんだ……作ってくるから待ってて」