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みゃーこ先輩との記憶 6
気づいたらもう陸に引っ張り上げられていて、近くにはびしょびしょの先輩がいた
「ゴフッ、…ゴボッゲホ」
「勇くん!大丈夫」
咳をこんでいたらみゃーこ先輩が人工呼吸して息を吹きこんでいた
「んぁ、はぁ…はぁ」
「勇くん、大丈夫もう息できる?」
「うん、もう大丈夫……ねぇ先輩?今のってキス?」
「いっ…今のは違う、そういうのじゃないよ」
「そっか…ありがとう先輩のおかげで無事だった、それにしても濡れちゃったね、どうする?先輩」
「それじゃ風邪ひいちゃダメだからシャワー浴びてこよう」
書斎にタオルを置いていたから、書斎に戻っていたら大人に見つかって、僕だけめちゃくちゃ怒られた後
おじちゃんに風呂に入れてもらった
その後のサマーキャンプもみゃーこ先輩と楽しく過ごして、僕の初めてのサマーキャンプは幕を閉じた