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みゃーこ先輩との記憶 4

「じゃあ僕、みゃーこ先輩とキスがしたい」

「えっ……えぇぇぇぇぇぇぇーーー」

「だって先輩ちゃんとお話聞いてくれるから、ずっと一緒にいたい」

「えっえっえっ…ちが…違くってえーっと、ずっと一緒にいるっていうのは、その…えと結婚するって意味だよ」

「じゃあ僕先輩と結婚する、だってそれならずっーと一緒なんでしょ」

「えっ…じゃ…じゃなくて私たちまだ子どもだから大人にならないと、結婚できないんだよ」

「じゃあ大人になったら結婚しよっ、それならいいでしょ約束、指切りげんまんー」

このときは初めて友達ができて浮かれてた

決してこの時結婚したいと思ってたわけじゃない

そもそも結婚の意味を深く理解していなかった

このときの先輩の表情は真っ赤で泣きそうだったが、それよりも笑顔のほうが輝いていた

「よし!約束できた、破っちゃダメだよじゃあ本の続き読もう」


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