3月7日火曜日 2
どれだけ時間が経っただろう、自分の腕にある時計を見たらそろそろ昼になりそうな時間だった。
あのあと、茶色い何かが飛んでいったあと、すぐにこはくの行った方を見てもこはくの姿は無く嫌な感じがし家の裏に行ったらピクリとも動かなくなったこはくの体が何かの小屋の上にあった。
「どうして……」どうしていつも僕は一人ぼっちなのだろうかと考えながらスコップを手にした。
ペットの埋葬方法を知らない僕は、ネットで調べ最もお金のかからない庭への土葬にした、今の家の状況だと数ヶ月後にはこはくの後を追ってしまうと思って、土葬を選んだ、土葬を選んだ場合後が大変だと書いてあったが全然苦にならない内容だった。
「よし、これくらいかな?」と錦のタオルで包まれたこはくの体が十分入ることを確認し、ホームセンターで買った石灰を穴に撒き、こはくをそこに置き石灰をまだ撒いて土で埋め、ホームセンターで買ったスイートピーを植え墓石を置いた。
「あとは……あれか」
こはくが大好きだったスティックジャーキーを置き手を合わせた。
「優しい思い出をありがとうこれからも頑張って行くのでどうか見守っていてください」