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3月9日木曜日 1

「はぁ、やっと終わった」

初めての郵便局の利用で疲れてしまった

それにしても体が重い、筋肉痛で動きにくいのもあるだろうが、こはくに何回も地面に叩きつけられていて体が軋んでいる

「それにしても朝のこはくは怖かった」

朝の6時まだ暗い時間に僕は「さっさと起きなさぁぁぁぁァァァァアアアアい」と叫ばれながら床に叩きつけられていた。起こしてくれるのは嬉しいかったが、方法が酷かったので苦言を呈したら

「修行の時間です!」と言われ渋々ジャージに着替え朝っぱらから筋トレと4キロ走らされた。その後には

「勝負です!」とか言われて体が動かなくなるまで戦わされた。

終わった後にこはくと戦う必要があるのかを聞いた所身を守る術を知っていたほうが良いと言っていた

前からおばさんたちが息子が『卒業式』という話題で話しているのが聞こえた

「卒業か…」

もうすぐ自分も卒業何にもしなくてもだ…やっぱり

登校してみようかとか考えながら家路についた

「おかえりなさい、勇さんちゃんと手続きできましたか」

「うん、問題なくできたよ」

「それでは、料理の修行をやりましょう、遊さんは確か焼くぐらいのことはできましたよね」

「うん、目玉焼きにウインナー、玉子焼きとかポテトサラダとかレパートリーは少ないけど…弁当くらいなら作れると思う」

「頑張れば作れるものは?」

「んーカレーとかトンカツは教えてもらえれば……できそう」

「では苦手とかできれば作りたくないのは?」

「んーと、煮物とかあと肉を使わないやつ魚料理はやりたくない」

「うんやっぱり自分にできる事と、できない事を知るのは良いですね、次に何をすればいいかが見えてきます」

「昼ご飯の後に買い物に行って来てください、三人分お願いします。さっき電話で花咲さんがくると言っていました」

「了解、じゃあ頑張って作るよ」

「フフッやっぱり花咲さんがいるとやる気出て張り切っちゃいますか?」

「うるさいぞ、みゃーこ先輩は関係ない」

「本当ですかぁー昔は工作で作った物を花咲さんに見せに行って褒めて貰ってたじゃないですか、その度頭を撫でて貰って満足そうにして他じゃないですか」

「うるさい、こはくだって木の枝を取ってきて僕の前に来て頭撫でたら満足そうにしてたじゃないか!」

「あれはーその〜どどうだっていいじゃないですか、勇さんは料理を初めてください、私は庭の手入れをしています」

気になる言葉があったので聞いてみた

「こはく庭の手入れのしかたはわかるの?」

「はい、もちろんですそれでは行ってきますね」

手入れは僕と父さんでやっていて、家の中にいたこはくは見ていないからやり方は知らないはず

何故知ってるのか不思議だった



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