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2021ー朱神紅ー2025  作者: QI(求愛)
3/8

かぞく♥

「ばんわー!こう、ぎょく、き!」


 勢いよくドアを開け、晩御飯の最中にも関わらず。

 ずんずんズンズンと遠慮なく入って椅子に座り、ニカっと笑う来客。


「もぐもぐあ、もむんっふ」

「いや、食べてから言いな?煌?あと…、グランジュ。妾は“き”じゃなく“ひめ”じゃ」

「そだねー妃!あ、明日空いてる?空いてるよね?じゃあ、湖都市いこう!」


 来客の名前は、グランジュ。

 ピカピカ太陽の光で体を茶色にし、自らダークエルフと名乗るエルフである。


「わかりましたが…、そろそろ冬になるのに寒そうな格好ですね?」

「ぎょく!オシャレは根性だって言ったでしょ!」

「そうでしたわね」


 灼熱と極寒の砂漠で生まれた伝統舞衣装は、あたたかい室内で踊れる薄い布で…口、腕、胸、腰、脚を包んでいる。

 つまり、スケスケでエッチだ!


「それに、いざって時には魔法でちょちょいのチョイよ!」

「いいぁーえるふは、まふぉううかえてー」

「こう!わたしはダークエルフよ!」

「ごっくん…うまー!そだった!」


 だって集中しなくともエルフは、独特の色が見えてしまうもん!

 だから…よく間違えるのは仕方ないよね?


「んで?食べていくの?」

「もちろん!食べていく!ひめ大好き!」

「はいはい。わたしも好きよグランジュ」


 あらかじめ作っておいた晩御飯をグランジュの前に運び終わると、妃とグランジュは親愛のキスをした。


「グランジュと妃さまは、いつ結婚するの?」

「ん?ああ、いつか結婚するよ!こうは、ぎょくと結婚したいか?」

「んー…」

(ドキドキ)


 かわいい玉の顔見て、胸を見て、お腹を見て…考えた。


「うん、お嫁さんにしたい!」

(キュン!)

「煌と玉は、まだまだ幼いから結婚の意味分からんと思うぞ?」

「そうだろうか?」


 知ってる。

 結婚とは…それ即ち!お腹に赤ちゃんがいる事だ!!


「この顔は…!知ってるな!こう!」

「もちろんです…!なんども尊敬する人と会話して賢くなってるからな!」

(キュンキュン!)

「いや、間違えてる氣がする…」


 にぎニギ賑やかと食事できる家族っていいよねー。

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