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Doppel-二重を歩くもの- 上  作者: 蜂月 皐
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第0章 「序章」

私の、処女作で、連載小説になります。読みづらく感じる部分もあるかと存じますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。

「Third………」

「わらわは、宇宙序列第1位オールノン、ナインセスト。わらわは、個にして全。全にて無。

 汝に問おう。宇宙とは何か?

 

 無限に続く暗い空間?

 コスモス?

 あらゆる物事を含む全て?

 神々の創造した地?

 ………………………

 いずれにしても、君の世界の人類は、大昔から様々な考えを唱えてきた。

 例えば、聖書に登場する、創世記然り、アインシュタインの相対性理論もその一つじゃ。

 数字、測量法、物理学、科学、言葉、文字、哲学………。

 宇宙を知るために人類が生み出してきたものは、たくさんある。

 それでも汝のいる世界では、未だにユニバースとしての宇宙としか、正確な認識はできていないようじゃの。

 じゃが、わらわがこうして汝に話を出来ているということは、汝の世界で特異点を繋いだ者が居るということじゃの。

 ------(雑音)

 ふむ。まだリンクが不安定か。長話はできなそうじゃの。とはいえ、汝とは語らいたいことがたくさん

 ある。

 だから今は、時の訪れを待つとしようか………。

 いつか来る、コスモグラフィア・シンヴォレオで相まみえるとしようぞ」

読んでいただきありがとうございました。

これからも連載を続けていこうと思っておりますので、ご意見、ご感想等、寄せていただけると勉強にもなりますし、執筆意欲も出ますので、ぜひよろしくお願いします。

ゆっくりと週1ペースで連載をしていこうと思っています。温かく見守っていただけると幸いです。


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