ルージャとココによる適当な作品解説
ルージャとココにによる清き風の叙事詩 作品解説
ルージャ
ふう。ここは素敵な洞窟ね。心が休まるわ。
いつもはお湯しか出さないアッシュールがカモミールティーを出してくれたので、
気分が良いわ。
アッシュールに代わって「清き風の叙事詩」の作品解説をするわね。
ココちゃん、ないでもいいわ。聞いてくれたら答えるわよ。
ココ
ママ、どうしたっちゃ?!
まぁええよ。お茶も美味しいし、ナンムしゃんは寝ているし、
すること無いので色々聞くっちゃよ。
ルージャ
ええどうぞ。
ココ
さて、時代背景を教えて欲しいっちゃ。
ルージャ
いきなり難しい事を聞いて来るのね。
まぁいいわ。教えてあげる。
概ね神様が大地や人間を作り、土地を住まわせるのよ。
米や麦を栽培が始まると、集落が形成されるの。
集落が都市国家になり、領域を持った国になるのよ。
私たちが旅している世界はようやっと都市国家が出来たレベルね。
この時代だと、神話と結びついていて、良い感じなのよ。
ココ
いきなり難しいっちゃね。
国はないっちゃ?
ルージャ
領域を持った国は登場しないわ。
今からいく街も都市国家よ。
ココ
通貨について教えて欲しいっちゃ。
ルージャ
いい質問ね。通貨などないわ。有るわけ無いじゃない。
金と銀で支払うのよ。
ココ
え、嘘っちゃ。
ルージャ
本当よ。貨幣は、金本位制が導入されないと無理ね。
政府が金を大量に持って、いつでも交換できますよ、という体制を整えないと貨幣はつくれないの。
都市国家レベルでは無理ね。
ローマ帝国でも金貨と銀貨を使っていたくらいなのよ。
自前の通貨を使っているのなら、既に近代国家だわ。
日本という国でみると、明治時代に相当するのよ。
日本という国では金が外国に流出してしまい、銀本位制だったのだけど。
ココ
ふーん(聞き流している)。
ね、ママって竜っちゃよね。竜って何?
ルージャ
そう、私は赤い世界という竜の一族の四代目なのよ。
最後のひとりね。
竜の秘密はネタバレになるので今は教えられないわ。
ココ
ハァ、今考えているっちゃね。
ルージャ
駄目よ、そんなこと言っちゃ。
考える身になってみなさい。
ココ
ママは飛べるっちゃよね。うちも飛べるっちゃよ。
どうやって飛んでいるっちゃか。
飛んでいて不思議に思うっちゃよ。
ルージャ
ココちゃんも私も、飛ぶ原理は同じよ。
空気を圧縮して、魔力を燃焼させて飛ぶのよ。
ジェットエンジンよ。
だからココちゃんは空気を圧縮する音と、燃やして噴出する音がするのよ。
音が大きい方が速いわ。
私も同じよ。
ココちゃんは亜音速で、私より速いけど、飛行距離は短いのよ。
ココ
鳥さんと同じく羽ばたいていないっちゃな?
ルージャ
鳥は羽を羽ばたかせる筋肉量が凄いのよ。
そして体を軽くするために骨がスカスカなの。
羽ばたかせるにはボディービルダーより多い筋肉で、
軽い骨が必要よ。転んだら骨が折れるわ、きっと。
筋肉ムキムキのココちゃんなんて嫌だわ。
ココちゃんの翼は浮力を得るだけで、羽ばたかないのよ。
ココ
成る程!って意味わからないっちゃ。
ね、魔法について教えて欲しいっちゃ。
ルージャ
ついに来たわね。ココちゃんもそういう年頃なのよね。
良く聞くのよ。雄しべと雌しべがあって、花粉が受粉すると赤ちゃんができるのよ。
人も同じよ。
ココ
違うっちゃ!
魔法の事を聞いているっちゃ!
ルージャ
ああ、御免さない。
魔法は一般的ではない設定になっているわ。
今のところ、竜の血を引いている人のみ使えるの。
自分の精神力や命を削って魔法を使うのよ。
面倒なのでこのテキストでは魔力と書いたわ。
ココ
ああ、自分の魔力はつかわないっちゃか。
ルージャ
ココちゃん。あまり追求するとモテないわよ。
後で大魔法使いとか出したくなったときに困るから、
余り追求しないでほしいわ。
ココ
大人の事情っちゃね。
ルージャ
そうよ。
ココ
大人と言えば、パパとママはままごとの夫婦っちゃよね。
ルージャ
ウフフ、おませさんね。
ココちゃんが寝たり、目を離したスキに私の雌しべにアッシュールが受粉させてくるのよ。
もうね、ウフフよ。アッシュールったら強引なのよ。
私はもうね、大変なのよ。ウフフ。
ココ
ダメっちゃ!
ルージャ
アッシュールったらね、もう所かまわず受粉しようとするから、
大変なのよ。
ココ
ダメっちゃ!これ以上だと18禁になるっちゃ!
ルージャ
そうなのよ。規約を読むと18禁になりそうなので、
全てカットしたわ。
残念ね。
ココ
あわわわ
話しを変えないと!
背景の宗教について教えて欲しいっちゃ。
多神教っちゃか?
ルージャ
あら、何言っているの。
神はアッシュールよ。作品内でもいっているでしょう。
ココ
真面目だったちゃね。冗談かと思ったっちゃ。
ルージャ
神話が形作られる段階を想定しているわ。
竜に率いられて住み着いた人々なのだけど、一向に姿を現さない竜に
イライラして、街では新たに宗教が作られ始めたわね。
ココ
ふーん。
さ、昼寝するっちゃ。
ルージャ
飽きたわね。ここら辺で止めとくわ。
ちょっと息抜きです。




