表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AreCE//shuffle  作者: シオン
17/52

17〜教会〜


「どうぞ」


ジョーヌは教会の扉を開け、ブランを中へ入るように促した。


ブランは正面中央にある祭壇まで歩いて行くと両膝を床につけて跪き、両手を祈るように構えた。


「お母様、ただいま戻りました」


祭壇には薄い布を頭から羽織った女性を模した像があった。


「戻っていたんですね、エリス」


ブランの様子を入り口から眺めるジョーヌに白髪で目元が隠れた神父が声を掛けた。


「司祭様」


「変わりなさそうね、ノブレス」


ブランが神父に声を掛けた。


「ブランさんもお変わりないようで、しかし、幽閉された気分はどうでした?」


「いいわけないでしょう」


「それはそうですね、ん?」


神父、ノブレスは何かに気付いた。


「もう一人も、帰ってきたようですね」


何かが羽撃く音が聞こえ、しばらくして教会の扉が開いた。


「お帰りなさい、アリアさん」


「うん」


アリアは笑顔で答えるとアリアの後ろから蟀谷に切り傷がある短髪の大柄の男が入ってきた。


「またいつもとは違う姿ですね、レギオス」


「何か文句でも?」


無愛想な表情で言った。


「そういうわけではないですが」


「いつから此処は養護施設になったのかしら?」


「元より教会は訪れる者は誰であろうと拒まないものです、ブランさん」


「ブラン?あなたもアリスね」


「私を知っている?」


「アリスを殺す方法も知ってる」


「貴女のような子供が何でそんなこと………そう、そういうことね」


ブランはアリアの正体に感づいたが言葉を閉ざした。


「で、その方法は?」


「ミルワールの館、その中にある」


「ミルワールって確か、此処から北にある開かずの館じゃありませんでしたか?」


「えぇ、その通りですよ、エリス」


「何でもいいわ、この永く続いたゲームもこれで終わらせることができるわ」


ブランはそう言い残すと教会から出て行った。


「エリス」


「はい、司祭様」


ジョーヌはブランの後を追うように出て行った。


「…ゲーム…踊る人形達は作者の思惑通りに動いてゆく、そして、私もその一人…」


アリアは思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ