15〜王の駒〜
王の執務室で金色の髪の美青年とルージュが会話をしていた。
「ルージュ、どうして彼女に忠告を?」
「気まぐれよ、うまく回れば潰しあってくれるかもしれないでしょ」
「なるほどね」
「でも、彼女は知っているのかしら?このゲームが何の為に行われているのか」
「知らないだろうね、彼女は……」
金色の髪の美青年が言い終える間もなく、ビショップが現れた。
「…陛下、二人が接触しました…」
「そうか、引き続き監視しろ」
金色の髪の美青年はビショップは幻影のように消えた。
「勝手に私のシュヴァルを使わないでくれるかしら?」
「忘れているようだが、君もこのゲームの駒に過ぎないことを」
「忘れてなどいませんわ」
「ならいいが、次からは気をつける事だな」
「分かりましたわ」
ルージュは不服な表情で了承すると部屋から出て行った。
「クルークス」
「はい」
幻影のように両太股に小型の剣を備え付け、布で上半身を覆った仮面を付けた女性が跪いた状態で現れた。
「あれの所在は?」
「やはりミルワールの館かと」
「なら、その情報をアリス達に」
「はい」
幻影のように消えた。
「これで少しはゲームが面白くなるか」
執務室の窓に振り返ると言った。




