詩は士であり、史であり、死である
この論の構成は少し複雑になっています
上から読むのではなく、全体をお読みください
自由有りて平等は無し
平等在りて自由は無し
自由有りて平等在る世界はディストピアであり
平等も自由も無い世界はユートピアと呼ばれる
人が望むのは己の自由か、世界の平等か
世界が望むのは己の平等か、人の自由か
どちらも望む者はどちらも失い
どちらも知らぬ者は未来を失う
どちらも捨てる者は世界を失う
どちらも見ない者は自分を失う
平等が求めるのは秩序、コスモス
自由が求めるのは無秩序、カオス
生は不自由であり、不平等である
だが死は自由であり、平等である
生は無秩序であり
死は秩序と言える
人は死を忌み嫌い
人は生を求め探す
人はディストピアを否定し
世界はユートピアを求める
故にユートピアは生であり
ディストピアは死と言える
故にディストピアは秩序であり、死であり、自由であり、平等であり
ユートピアは無秩序であり、生であり、不自由であり、不平等である
人が望むはユートピア、生、無秩序、不自由、不平等
だが人が望むは平等、自由、秩序、死、ディストピア
故に人間は自由を失い、平等を失い、
未来を失い、世界を失い、自分を失う
平等は秩序、自由と平等を求む
己自身とさらなる自由を求める
自由は無秩序、不自由と不平等を求める
己自身とさらなる平等を否定し拒絶する
平等は自由を求めるが
自由は平等を拒絶する
二つを求める平等は二つを失い、不自由となる
二つを見ない自由は自分を失い、不平等となる
平等は不自由であり
自由は不平等であり
自由有りて平等は無し
平等在りて自由は無し
唯一、自由と平等を共に持つのは
死のみぞ
感想で論破点、矛盾点などをお書きください
ただしこの詩は一人の人間が書いたものですから、ただの考え、意見、または妄想であり、真理では無いということを必ず念頭に置いて読破してください