7/14
N
俺は最初の部屋にいた。
「右腕を出せ。」
ラビットが取りだしたのは、あの黒いデカイ弁当箱だった。
なかみを見るとNとほられたUSBのような、デバイスが入っていた。
横にいたジャムがキーボードを操作して、端子を展開し差し込んだ。
「出力があがったな。」
「それだけか?ジンクス」
「うん。」
「まあいい。次の任務は、人をつれて来て欲しい。」
「人?」
「人だ。俺たちはルーツと呼んでいる。」
「ルーツ…原点か。まあいい。行ってくる。
…とその前に人が、人で無くなるというのは、いったい…」
「ハイテッククラウン社の陰謀だ。人をアンドロイドに変える技術を奴らは持ってる。それを使い、奴らは人を、世界を支配するつもりだ。」
「わかった。いってくる。んで、ルーツは何処にいる?」
「わからんが、地下にいるはずだ。」




