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第一話

おかしい。理不尽だ。今まで当たり前のようにあった日常が壊れる。昨日まであった家。そこにいた家族。私は全てを失った。この当たり前を奪ったあいつらを絶対に許さない。


「成績トップは•••アイロズ・ハーキョ。1000点

あとで作戦室へ来なさい」

「すげぇーやっぱレベル違うな〜」

「光線銃の扱い、戦況の理解、何をとっても一流だ」

「俺今度連絡先聞こうかな」

「お前じゃ無理だよ」

「高嶺の花すぎて近づけないわ」

みんな私の噂してるじゃん。もっと褒めてもいいんだよ〜ってこんな心の中で言っても意味ないよなぁ。

けどなんか知らない間にクールなキャラが付いちゃってたよねぇ。まあここにいてもしょうがないし向かいますかぁ、作戦室。

「去り際もカッケェな」

「頭の中どんなこと考えてるんだろう」

やばいめっちゃ褒めてるぅ。バレないように早く行こっ。

コンコンコン

「失礼します。軍人養成候補生60期生アイロズ・ハーキョであります」

「入っていいぞ」

「ありがとうございます。本日はどういった要件でしょうか」

「まずは聞きたいことがある。今の我々の戦況をどう見る」

そう私の国アイラナは戦争をしている。12年前ミナトス国から攻撃を受けて始まった。

「正直我々が若干不利でありますが、狙い目はあるかと。特に西の戦線は戦力が分散してます」

私の村は国境に近く、最初に攻撃をうけ、私以外の生き残りはいなくなった。

「ふむ、やはり素晴らしい。これを見抜けなかったら今回の作戦は任せていなかった。」

私の日常を奪ったミナトスは絶対許さない。その気持ちだけで私は生きている。

「それで今回の作戦というのは?」

ミナトスを潰すためだったらなんでもする。

「今回君にはスパイとして潜入してもらう」

どんだけ前線にたっても蹴散らしてやる…ってスパイ???

「加えて、男になってもらう」

私は何秒か理解できなかった。そして私ははっきり言ってしまった。

「無理です」

あ、終わった。普通に断ってしまった。ありがとう私の復讐劇。

「え?」

流石にこの答えは予想してないよなぁ。

「え、無理」

『・・・・・・・』

「はい、、、分かりました」

た、耐えたぁー


ってまあこんなギリ耐えをした私だったけどこのスパイ活動が戦況を揺るがすなんて予想してなかったんだよねぇ。







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