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プロローグ 違うって!!

前回のあらすじ「そんなの無い!」


*次回は4/5に更新予定。それから各週毎に投稿予定です。

―「人々が神界と呼ぶ場所」― 


 どこを見回しても果てしなく広がる白く広い空間。遮る物が何もないその白い空間にいるのは白く薄いワンピースのような衣と高圧的な態度が見受けられる神々しい威光を放つ女性と、美人ともブサイクとも言えないそこら辺にいるような普通の顔、それでいてどこか幸の薄そうな雰囲気を醸し出すスーツ姿の女性の2人だけだった。


「……という訳で、お前に死ぬよりつらい罰を与える!」


「いや!? チョット待って下さい!! それ……」


 幸の少ない女性……加後奈史子が目の間にいた神々しい威光を放つ女性であるファッレに対し、読み上げられた罪状を否定しようとするが、目の前にいるその女性は効く耳を持たないらしく、加後の足元に底が真っ暗な地獄まで落ちるのではないかと思うような落とし穴を作り出す。


「悔いるがいい!」


 そう言って、穴に落ちて行った加後を強く睨み付けるファッレ。落とされた加後は目に涙を浮かべながら先ほどから訴え続けていた内容を叫ぶ。


「だから……それ私じゃないって!!」


 落ちながら必死に否定する加後。けれど……それが報われることは無いまま、彼女は闇に落ちて行くのであった。


 さて、この話はこの暗き闇に落ちた加後奈史子が落ちた先である彼女がいた地球とは違う世界である『フィルダウス』で女魔王(仮)として第二の人生を送る物語である。

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