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もう一度、キミに逢えたら  作者: じゃがマヨ
あの日、あの時
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第6話



 「さな!」



 夢の中で、彼が私を呼ぶ声が聞こえる。


 少しずつ、彼の顔の輪郭が薄れていく。


 そういう感覚に陥ったのは、ここ数年の間のことだ。


 ニュースの画面を見ながら、少し、過去のことを振り返ろうと思った。


 だけど、時間が迫っていた。


 仕事に行かなきゃいけない。


 もうスーツに着替えてた。


 化粧も済ませて、サンドイッチを口に頬張っていた。


 だからテレビを消して、アパートを出た。


 天神川駅へと向かう徒歩10分の道のり。


 印刷会社に勤めている私は、事務員としてもう5年以上働いていた。


 結婚相手の彼氏は、その職場で出会った。



 府中大川にまたがる橋を渡って、広島高速の高架が見える通りを歩いた。


 広島市内と言っても、今私が住んでる場所はかなり長閑な場所だ。


 市内のアパートは家賃が高くて、引っ越した当初はちょっと離れた場所で探していた。


 結局、府中町っていう広島市内でも人気のエリアを選ぶことになっちゃったけど、…それはまあいくつか理由があって。

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