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第57話



 昔の私だったら、なんて言うだろう。


 そんなことを考えながら、記憶を思い返してた。


 …多分、何も考えてなかったんじゃないかな。


 将来のこととか、未来のこととか。


 まあ、それどころじゃなかったんだよね。


 飛ぶのをやめようと思ったのは、もう少し後のことだった。


 まだこの頃は、踏ん切りがつかないままだった。


 桜が散った頃に、少しずつ思い始めた。



 違う自分になろう。



 ——そんなふうに。




 部活が終わって、詩穂が着替え終わった後、私たちは一緒に駅に向かった。


 ハルも一緒だった。



 「みんなには話したのか?」


 「話してない」


 「え、なになに??」


 「いやさ、サナが…」


 「ストップ。その話はなしにしない?」


 「なんでだよ」


 「私がバカみたいでしょ?」


 「なんだよ。自分が言い出したんだろ?」


 「そうだけど…。やっぱなかったことにしたい」


 「はぁ??」


 「だからさ、ほら、話題変えない?もっと楽しい話でもしようよ」


 「…やっぱ嘘じゃねーか。ちょっとは信じてやろうと思ってたのに」



 …はいはい。


 どうせ信じてないでしょ?


 適当に受け流しながら、話題を逸らそうとした。



 「2024年から来たんだってよ」


 「2024年!!?」



 詩穂とアカリが、同時に叫ぶ。


 2人ともびっくりしすぎ。


 あり得ないでしょ?


 普通に考えて。



 「教えてくれないんだよな。将来のこと」


 「だから…」


 「それに、喋る猫がさ」


 「喋る猫ぉ!?」



 はぁ…



 言わなきゃ良かった。


 話がややこしくなるって…


 そりゃ、信じてくれるならいいんだけど


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