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もう一度、キミに逢えたら  作者: じゃがマヨ
…もしもし?
37/61

第37話



 思うようにいかなくて、マウンドの上でイライラしてた。


 ストライクが入らず、狙ったところにボールがいかない。


 3年生になったばかりの春。


 彼は順風満帆だった2年間の成績とは打って変わって、思うような成績を上げられなくなっていた。


 私はあんまり詳しくないから、全然そんなふうには見えなかった。


 勝つか負けるか。


 そんな単純なことくらいしか、当時はわからなかったし。



 「別に誰かに当たったじゃないし」


 「彰君はなんて?」


 「“俺が悪い”って」


 「じゃあ、そうなんじゃない?」


 「なんでお前までそんなこと言うんだよ」


 「…だって、自分でもそう言ってるじゃん」


 「そりゃそうだけど」



 どこか、思い詰めたような顔をしてた。


 あの頃の彼は、2年生の頃とはちょっと違った。


 いつも悩んでた。


 あーでもないこーでもないとか言って、自分の投球フォームばかりを気にしてて。



 わからなくはなかった。


 野球のことは全然だけど、思うようにいかないってことは、なんとなく。


 バーを高く感じるようになったのは、偶然なんかじゃなかった。


 大人になるにつれて、だんだんとわかったんだ。


 思うように飛べなくなった理由が。


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