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もう一度、キミに逢えたら  作者: じゃがマヨ
…もしもし?
32/61

第32話



 走り出したら、もう止まれない。



 踏み切りの線を越えたら、もう、後には戻れない。


 私はもう、飛ぶことをやめた。


 だから、わかってた。


 振り返ったって、そこには何もないこと。


 もう、手遅れなんだってこと。


 なのになんで…



 …なんで




 「何しに来たん?」




 ——何しに?




 できることなら、あなたがいる場所に飛んでいきたかった。


 夢でもいいから、会いたいと思ってた。


 理由なんてなかった。


 考えるまでもないことだったんだ。


 そんなことは。



 ふと、周りを見てしまう自分がいた。


 青く澄み切った空に、東京湾へと続く川の流れ。


 嘘みたいに長閑な空気と、眩しい日差し。



 何もかもが、はっきりしてた。


 怖いくらい鮮明だった。


 だから、もう一度彼の名前を呼んだんだ。


 目の前の景色。


 東京都内の街並み。


 それを、「嘘」だとは思いたくなかったから。


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