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第24話



 穏やかな川べりの景色と、橋の向こうに見える鉄塔と。


 人で溢れかえる駅のホームを、それまで目にしたことはなかった。


 明かりが消えることのない夜の街も。


 入り組んだ首都高速のジャンクションも。



 川崎駅の改札口を抜けて、西口に出る階段を降りた。


 川崎駅前の通りは相変わらずだった。


 相変わらず、静かだった。


 とくに西口は、整備されたバスターミナルの景観も相まって、開放感のある広間のような作りになっていた。



 たった20分の距離なのに、こんなにも違う。



 最初は、そう思ったっけ?


 田町駅は、人がいつもごった返していた。


 背の低い駅舎の中には、風通しの良い通路がトンネルをくり抜いたように続いていた。


 簡素なコインロッカーの列や、古びた公衆用の電話機。


 どこか、昭和臭い雰囲気が立ち込めていた。


 サッと筆を撫でるような。


 仄かな煙が、鼻先に掠めていくような。


 静けさからは程遠い雑踏が、バタバタと通路の上を泳いでいた。


 数の多い改札口が、矢印だらけの看板の下で、四六時中開いたり閉じたりしながらさ?


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