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第22話



 「…ハル!」



 なりふり構ってはいられなかった。


 靴紐を結ぶ時間だって惜しかった。


 玄関を開ける。


 階段を降りて、街の向こうへ——



 「どこに行くの?」


 「…わかんないけど、でも…!」



 ここが本当に「過去」なら、今すぐに確かめたいことがあった。



 彼がいる場所。


 彼がいる時間。



 この感情がどこから来ているかは、どうでも良かった。


 会って、確かめたかった。


 夢ではいつもぼやけてた。


 いつも気さくだった彼の横顔が、靄をかけたように見えなくなっていた。


 追いかけても追いかけても、手が届かない位置にいた。


 どれだけ早く手を伸ばしてもだめだった。


 それが「夢」だってわかってても、この手を伸ばさずにはいられなかった。


 

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