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もう一度、キミに逢えたら  作者: じゃがマヨ
あの日、あの時
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第2話



 もうすぐ、私は30になる。


 結婚相手は決まってて、仕事も順調。


 学生の頃を思い返せば、月日が経つのはあっという間だなって思った。


 当時の理想はもうずっと遠いところにあるけれど、今の生活には、心の底から満足してる。


 今でも、時々思い出したりはする。


 “日本のエース”だって言われていたあの頃、私は10年も20年も、ずっと走り続けているんだろうなって思ってた。


 高く飛ぶことしか頭になかった私は、一日中陸上のことを考えてた。



 2mのバーを越えていくためにはどうすればいいか。


 踏み出す足の位置はどこか。



 そのことばかり、考えてた。


 明日のことなんてどうでも良かったんだ。


 今となっては、その気持ちが嘘のようだけど。


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― 新着の感想 ―
[一言] 私も高校の時部活をテニスやっていたのでテニスのことしか考えてませんでした。当時の理想はもうずっと遠いところにという感じが私にもありました。テニスと陸上とでは多少の理想のズレはあると思いますが…
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