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もう一度、キミに逢えたら  作者: じゃがマヨ
あの日、あの時
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第14話



 「誰もが、空の向こうに行けると信じている。キミはどこから来たの?」


 「…どこから?」


 「ここにはね、色んな時代の人が来るんだ。過去の人、未来の人。もう、世界からいなくなってしまった人も」


 「私は…」



 自分がどこから来たのか。


 それに答えられるだけの言葉は、まだなかった。


 猫は「電話をかけてみて」と言った。


 電話ボックスの中にある電話機。



 “もし、会いたい人がいるなら”



 猫はそう言って、「行きたい日付を入力してみて」と言った。


 受話器を外して番号を打てば、その場所に行ける。


 そう言った。



 「1つだけ注意して。その電話機は、キミの記憶と繋がってる。過去は変えることはできないし、未来だってそう。あくまでそこは、記憶の中に過ぎない」


 「…記憶の、中…?」


 「この世界から出る方法は一つだけだよ。過去を断ち切るか、過去を受け入れるか」


 「過去を…?」


 「さっきも言ったけど、ここに来る人はみんなそうなんだ。過去を捨てきれずに、同じ場所に立ち止まったままでいる」



 この場所に人がいないのは、“時間が流れていないから”だそうだった。


 どこにも属していない町。


 だから、誰かとすれ違うこともない。



 「キミは、何者なの?」


 「ボクは、キミのような迷い人を、元の世界に帰すためにいるんだ」


 

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