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政略結婚!?


「♩〜〜〜♩〜♩」


 俺たちはヴァルキオン王との謁見を終え、ホープ島へと帰って来ていた。


 リリスは今、気分がいいのかご機嫌に鼻歌を歌いながら仕事をしている。


 それもそのはずだ。ヴァルキオン王から俺たちは正式に婚約することを認められた。


 いや認められてしまったという方があっているだろう。『世界平和のため』とは言うもののこれはいわば『政略結婚』というやつだ。


 俺も王様から公の場で直々に言われてしまうとものすごく断りにくく、その場の成りと行きでそのまま謁見が閉幕してしまった。


 リリスは謁見が終わったその時からずっとご機嫌だ。


 そもそもリリスは魔界での許嫁との結婚が嫌でこの人界に来たはずなのだが、なにゆえ俺との婚約は乗り気なのかはわからない。


 ヴァン爺やヘルガーは俺とリリスの関係を歓迎してくれていたが、レイナだけは最後までリリスに突っかかっていた。


 だが。


 ご機嫌のリリスには何を言っても効かず、レイナはしょんぼりとしながら泣いてヴァルキオンにある自宅へと帰っていった。


「ねぇ。アルス?ここに婚約届けあるからね!!いつでもサインしてね!!」


 もう朝から何回聞いたか。リリスはずっとこの調子だ。


「はぁ…婚約って言っても、王様が勝手に決めたことだろ?それにお前は魔界での結婚が嫌で人界に来たんだ。それでいいのか?」


 そう言うとリリスは顎に手を当て少しばかり考えていた。


「んーー…なんて言うのかな…これはそうねぇ…え〜とぉ…直感…そう!直感よ!女の直感!、、、私はあなたがいい。あなたじゃなきゃダメな気がするの。• • •これじゃダメ、かな?」


 ーーダメ?と言われましても…。


 少しばかり恥ずかしそうに話すリリスを見ているとこちらも恥ずかしくなってしまう。


「ふふっ!な〜に?アルスは私と結婚って言われて緊張してるの?」


 リリスは俺の調子を伺いながら詰め寄ってくる。


「なっ!、、、バカっ!からかうな!…もうこの話は終わりだ。仕事するぞ仕事!」


「ふふふっ。はーい!、、、それでアルス!?子供は何人くらい…」


「だ〜か〜ら〜。この話は終わりだ!」


 一日中、俺とリリスはこんなやり取りが繰り返されていった。


 




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