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まさかの出会い!?


 ーーほんと、どうしたものか…


 俺はみんなと別れた後、王都を出てすぐにある町にたどり着き今後のことを考えた。


 今までは他にメンバーもいたためワイワイガヤガヤ楽しく冒険することができていた。


 だが、いざ別れてみると寂しいものだ。


 今までは隣を見れば誰かしらいてくれた環境…今では隣には誰もいない。当事者にならなきゃわからないとはよく言うが今はその言葉がすごくわかる。


「ちょっとかっこつけすぎたなぁ」


 ふと空を見上げ城での発言にちょっとした後悔を覚えてきた。


 もうちょっと抵抗したら少しくらい未来は変わったのかな。俺の頭の中には反省や後悔の念しか思い浮かんでこない。


「あぁー、、ダメだ、ダメだ。いくら言っても現実は変わらないんだ。切り替えないと!」


 俺は頭の中の雑念を切り替えるべく首をブンブンと振り両手でパチンと頬を叩いた。


「こんな時は酒だな。金貨もいっぱいもらったし、今日はやけ酒だ!もう今日はめちゃくちゃ飲んでやるぞー」


 俺は手持ちの小さなバックから金貨の入った布袋を取り出し町にある酒場へと入っていくことにした。





※ ※ ※


「あれ、今日もしかして• • •休み?」


 酒場に入ると、今日は休みなのかなというくらい人が一人も見当たらない。それに客どころかマスターまでいないという状況だ。


 だが休みだとするなら何か様子がおかしい。酒場の前の看板には『営業中』と書いてあった。時間も間違いない。何度見直しても間違いなくやってる時間帯だ。


 酒場の中も電気がついていて、テーブルにも食べ残しがあったりしていかにも「やってます!」という感じはでている。


 何かあったのだろうか。


 そうは考えたが酒場だけ…こんな特定的に変な現象が起こるものなのか?そこも謎だ。


 引き続き俺は周囲を見渡していくと、ふと誰かの気配に気づいた。


「ん?誰かいるな」


 カウンター席のほんと端っこ。端っこのほうに長く赤い髪をした女性らしき人が席に顔を突っ伏しているのが見えた。


 ーー寝ているのか?


 そうだとしたらすごく申し訳ない気持ちはあるが、飲んでから寝ているのだとしたら、この店で何かあったのか知ってるかもしれない。


 とりあえずあの女性に話を聞こう。


 そう思った俺は赤髪の女性を起こしに行くためカウンター

端へと向かった。


 ーーすげぇきれぇな人だ


 近づいていくと突っ伏している状態だったが女性の容姿がだんだんと見えてきた。


 腰付近まで伸びる赤く煌めく髪にシュッとしたボディライン。座ってる状態だが身長もざっくり160ちょいくらいはありそうで、まるでどこかのモデルさんかなと思ってしまうほどの綺麗さが後ろからでもわかる。


 だが今は見惚れてる場合じゃない。とりあえずこの女性に状況を聞いてみないと。


 俺は前屈みに突っ伏している女性に近づき、後ろから声をかけた。


「あの〜?すいません。酒場で何かあったんでしょうか〜」


 俺は女性に申し訳なさそうに低い姿勢で声をかけると、女性はムクっと顔を上げこちらにゆっくりと顔を向けてきた。相当機嫌が悪いのか目はものすごく鋭くなっている。


「うるっさいわねぇ…、、ヒック!、、、まだ誰か残ってたの〜?…」


 女性はすごく面倒くさそうに俺に向かって答えた。


 女性の周囲にはたくさんの酒の空き瓶が置いてあるということもありけっこう酔ってそうな雰囲気が伺えた。


 それに女性からも酒の匂いがプンプンと匂ってくる。この人もやけ酒なのだろうか。


 俺を睨みつけてくる顔はほんと面倒くさそうだ。


 ーーあれ?、、、この人どこかで見たことないか?


 睨んでくる顔をよく見た時に思った。どことなく…なんとなくだがどこかで見たことがある顔。


「う〜ん…この顔…どこかで」


 • • •ポクポクポクポク。チーン!


「あぁっ!、、、思い出したぞ!お前『リリス』だな。『炎魔のリリス』」


 そう言うとリリスと思われる人物は俺の言葉にピクッと反応した。


 




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