表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

真夜中のラブメール

ずっと一緒に居られると思っていた


何十年も会えていない2人の時間を埋める様に

真夜中のラブメールだけが お互いを側に感じる事が出来る 思い出だけが2人を支えて来た


さぁ、今夜も君に会いに行こう

こんな日々がずっと続くと思っていた…


何十年も会えていない

二人の時間を埋める様に

真夜中のラブメールだけが

今はお互いを側に感じることが出来る


思い出だけが二人を支えてる…


   真夜中のラブメール


最後に会ったのはいつでしょうか

貴方に触れたのは いつでしょうか

でも 変わらぬ愛をはぐくんで来ました

会いたい 会いたいと何度も叫んだ事か……

おはよう おやすみなさい

そんな言葉で支えられて来ました

でも 私は 貴方の側に いつも居ます

そして今 貴方の歌で 一歩近づいた気がします

ありがとう 幸せです  

愛しい貴方へ


同じ事を考えていたんだね

最後に会ったのはいつ? 

最後にキスをしたのはいつ? 

最後に抱きしめたのはいつ? 

その感触は…

どんなに月日が経っても忘れる事はないよ

そして僕は歌う 愛を込めて…

愛しい君へ


生まれ変わっても 貴方と出会いたい

そして 絶対に手を放さないで下さい

今度は貴方が何処かに羽ばたきそうだから…

だから手を放さないで下さい

愛しい貴方へ


心配しないで下さい

生まれ変わっても 僕はまた君を見つけるよ

今よりもっと強く 君の手は放さない

だから 心配しないで下さい

愛しい君へ


篭の中にいる貴方は似合わない

羽ばたいて下さい

青い鳥のように 綺麗な羽根を持つ貴方は

羽ばたくべきです


そして白鳥のように 世界に羽ばたいて下さい

でも たまには羽根を休めて下さい

折れてしまったら羽ばたけないから 

愛しい貴方へ


追伸

貴方の羽根が折れたら 私も休みます

そして一緒に羽ばたきたい

絶対に置いては行きません

愛しい貴方へ


羽ばたく事も諦めていたよ

何もかもが嫌になり 鳥籠の中に

いつの間にか閉じ籠っていたよ


君の言葉にどれだけ励まされただろうか

君の言葉にどれだけ救われただろうか

ありがとう…

やっと少しだけ 前に歩き出せそうだよ

愛しい君へ


追伸

君の声が聞きたい

君に会いたい

今すぐに…

愛しい君へ


僕が作ったミサンガは

ちゃんと君を守れていますか?

いつも側に居てくれますか?

笑顔にしてくれてますか?


僕が作ったミサンガは

ちゃんと僕の代わりに

頑張ってくれてますか?              

愛しい君へ


貴方が 作ってくれたミサンガ

悲しい時は 悲しそうに見えます

苦しい時は 苦しそうに見えます

私を守ってくれる時は 色が変わって見えます

そんなミサンガ 誰も信じないでしょうね

でも 私のお守りです

愛しい貴方へ


覚えてる?

深夜の真っ暗なガラス張りの古ぼけたビル 

いきなり 入り口の明かりがついて 

中に白い猫がいた その状況を 何も疑う事なく 可愛い〜とガラスドアに近付いたら 白い猫は 甘えて 

ガラスにスリスリしたんだよね 

じゃあねと 言った瞬間に 

二人して顔を見合わせた 


えっ? どうしてビルの中に白い猫? 

後で分かったんだよね 

二人の亡くした大切な宝物 

誰も信じないけど 大成と奏 

天使だった…

愛しき君へ


覚えてます

チョコンと座っていた白い猫

二人で 見つめたよね

そう 私たちの宝物だった

愛しい貴方へ


覚えていますか?

毛皮を着た君と 始発前の立ち食い蕎麦で 

お蕎麦を2人で食べたのを…

入った事がないと言うから入ったけどさ 

2人して浮いていたよね 

そんな周りの視線も気にもせずに 

2人並んで食べたお蕎麦 

君はいつもわかめ蕎麦 

あの味が懐かしいね

愛しき君へ


初めての立ち食い蕎麦

ちょっと恥ずかしかった

でも 美味しかったね

愛しい貴方へ


覚えていますか?

よくカラオケBOXにも行ったよね 

朝になるまで 僕は一人で歌ってた 

いや 歌わされてたよ(笑)

君のリクエストは 

いつも知らない曲ばかりさ(笑) 

しかし よく飽きないよね 

そんなに僕の歌が好き? 

うん…と笑った君が可愛かったよ

愛しき君へ


そうよ 私は貴方の歌が大好き

優しく語りかける貴方の歌が大好きだった

いつまでも聴いていた

時間も忘れて聴き続けてた

愛しい貴方へ


何だか 次から次へと蘇って来ます

覚えていますか?

もみの手だったね ビルの階段を上がって

2階にあるクイックマッサージ 

天井に頭をぶつけた君へ…

あの時のコブの跡はもう消えましたか?

愛しき君へ


階段でぶつけた頭は痛かった

星が出た(笑)

消えてほしくないタンコブ

愛しい貴方へ


覚えていますか?

君の初体験はまだまだ沢山あるよ

行った事がないとマクドナルド

やっぱり君は毛皮のコートで僕は短パン

周りから見たら変な二人だよね(笑)

2人して朝マックセット

窓際にいつも座って始発を待っていた 

あ〜優しい時間だったなぁ〜

愛しき君へ


朝マック

初めて食べました

こんなに美味しいとは知らなかった

世間知らずの私に貴方は 沢山教えてくれた

ありがとう

愛しい貴方へ


覚えますか?

お金を渡され煙草を買って来て

あげた時のことです

お釣りを渡したら 「えっ?初めてお釣りを貰ったよ」 と言った君の言葉に呆れた僕です

それは その時の素直な気持ちでした

愛しき君へ


はい 覚えてますよ

貴方は自販機で色々買ってきてくれた

そして お釣りを手渡す

驚きました

お釣りなんて知らないから

愛しい貴方へ


覚えていますか?

プラットホームでのさよなら

貴方は振り向く 振り向かない 振り向く

振り向かないと占う

振り向かなかった

貴方らしい

愛しい貴方へ


覚えてるよ

振り向いたら離れたくなるでしょ 

だから 振り向くのをやめんだ 

でも君は知らないでしょ?

僕が泣いていたのを…

愛しき君へ


私も泣いてたのよ

愛しい貴方へ


君の涙? 

そんな事はとっくに気が付いていたよ

愛しき君へ


嬉しい ありがとう

愛しい貴方へ


さっきまで一緒に居たのに

家に帰って長電話

話が尽きない

愛しい貴方へ


そうだったね

さっきまで一緒だったのに

帰宅してまた長電話

本当に飽きない2人だね

愛しい君へ


私は怪我をして入院

深夜 貴方は病院の下に来てくれた

そして 窓越しに手を振り合う

嬉しかった

愛しい貴方へ


そうだよ ずっと手を振っていたよ  

君が寂しくならない様にね 

君の為なら 朝までずっと振り続けてあげるよ

愛しき君へ


覚えていますか?

冬の日…

明け方の公園の雪道を

ぎゅっと手を繋いで歩いた日の事を…

自販で買った暖かい缶コーヒーで

ベンチに座って温まった事を…

今でも君は覚えていますか?

君の初めての自動販売機

愛しい君へ


覚えてますよ

あの缶コーヒーは 温かくて美味しかったね

貴方みたいだった

愛しい貴方へ


雪の日の上野公園 

まだ誰も足を入れていない

新しい雪の上を踏んだ僕を覚えてる?

愛しい君へ


あ~雪を踏んでたね(笑)

子供みたい

そうそう 私は転んだのよ

あの時 貴方が支えてなかったら

大変だったかも(笑)

愛しい貴方へ


そんな事もあったよね

凍った雪で君が

スッテンコロリ〜って転んだりした

あの時 支えて抱き止めた僕は 

頼もしかったですか?

何だか 全てが愛しい時間だね

愛しい君へ


焼肉を食べ過ぎて 無言の散歩(笑)

愛しい貴方へ


それは 君がテーブルいっぱいに 

注文するからだよ 

あ〜食べ過ぎた

二人で無言の散歩(笑)

愛しい君へ


何だか楽しいね

ずっとこうしていたいね

時間も忘れてしまうね

もう寝ないと朝になっちゃうよ

でも 朝は来ないで欲しいと夜空に願う


同じ空の何処からか 見てくれてるかなぁ?

もしかして あの星が君?

手が届かないや いくら伸ばしても 

手が届かないや

涙が出るよ 会いたい…

愛しき君へ


貴方が見つめてる その星は私よ

愛しい貴方へ


今日はもう寝るね。

また明日…。

愛しい貴方へ


君の夢でも見るかな?

おやすみ

愛しき君へ

2人が何十年も会えないのはどうしてなのか?

今後 少しづつ明らかになって行く…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ