現実と夢の黄金比

ある少女の日記

少女の日記

5月10日

また不思議な夢を見た。不思議な夢を見るたびに、自分が自分ではないような気分になる。どんな夢だったかも、霧がかかっているようで、思い出せない。

気が狂いそうなほど長い夢だったか？

いや、とても幸せだった夢だったか？

痛くて苦しい思いをした夢か？

どれにせよ不思議な夢だった。この夢に、終わりはあるのだろうか。未来の私がこの日記を見返しているとき、その答えが出ているといいな。きっと、すぐにこんな不思議な夢を見ることは、なくなるよね。