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行き先は…

さぁ、百合が選んだ行き先が分かります!

今回も楽しんで読んで下さると嬉しいです!

「私が行きたいところは、、、私が今やってる乙女ゲームの世界です」



「ほぉ、異世界に行きたいのか。望みを叶えてやろう」


「えっ。ほんとにゲームの世界に行けるんですか?」


 本当に行けるとは思っても見なかった。どうせ嘘なのだろうな、という気持ちでかんがえていた。まさか本当だったとは。


「うむ。そのためにこうして本人にリクエストをきいてるんじゃからな」


「えぇぇぇぇーーー!!!だったら最初からそう言ってくださいよ!」


 そうだ。だったら最初からそうと言っておいて欲しい。


「だから言ったじゃろう。行きたいところはあるかと」


 確かにそれは言われてはいたけど…


「でも、言ったところに連れて行ってくれるとは言わなかったじゃないですか!て事は、私異世界に行くんですか!?」


「そういうことになるな、まぁでも行きたいとおぬしが言ったんだからいいじゃろ」


 確かに、現実でカイン王子たちに会えるならそれはそれで……って


「よくなぁぁぁぁーーーーーーーい」


 そうだよ、やっぱりだめだ!確かに私が行きたいとは言ったけど、本当に行くとは思ってなかったし。

 行けたらラッキーとも思ってたけど、いざ行くとなったら異世界なんて怖いし!

 まだ、ゲームだって全部コンプリートしてないし。

 うん、やっぱダメだ。変えよう。ハワイとかにして優雅に過ごそう。うん。そうしよう。


「あの!やっぱり行きたいところ変えたいんですかど!!!」


「えぇー。今から、もうそこにわし決めちゃったんだけど」


「そこをなんとか!」


「めんどくさいなぁ」


 めんどくさいで人のこれから決めるな!


「お願いします!」


「えぇー」


 あともうひと押し!


「ほんとぉーにお願いします!」


「よし、じゃあ決めた」


 やったぁぁ。異世界行き回避できたぁぁ!


「まぁおぬしなら、異世界でもたくましくやっていけるから大丈夫じゃろ」


 ……………………は?


「じゃあ異世界楽しんでくるのじゃよぉー」


 えぇぇぇぇぇぇ!?なんで!?あんなに頼んだのに!行き先変更を考えてくれたんじゃなかったのぉ!?


「あ、そうそう言い忘れてたんじゃが異世界転移は難しかったから異世界転生にしといたぞ。 まぁ今までの記憶は残ってるから安心せい。そんじゃぁのぉ」パチンッ☆


 なにそれぇぇぇぇ。てか私なんか落ちてるし。最後の何、パチンッ☆ってウインクしてる場合か!

 私ほんとに落ちてるんだけど、私死んじゃうのかな…。

 お父さん、お母さん親不孝な子供でごめんなさい。




 なんか私、異世界行くみたいです。





百合落下中笑

落ちたら痛そうですね。

百合、頑張れ。

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