表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

…………誰?

初めましての方は初めまして。そうでない方は、やるじゃねぇか!どうも、佳ちゃんです。

この作品はシリアス無しのギャグ的な感じの純愛(?)ラブコメです。笑ってくれたら嬉しいです。

「かず兄!早く起きて!ご飯できてるよ!」


朝、俺の一日は妹に叩き起こされるところから始まる。


俺の名は 花崎 和哉(はなさき かずや)

どこにでもはいない、ちょっと変わった高校二年生だ。自分で言うのは大分痛いよな。


「また遅くまで配信してたでしょ!体壊すよ!」

「楽しくてつい、な。次からは気を付けます」

「気を付ける気ないくせに」

「流石美希、良く分かってる〜」

「まあ多少は仕方ないにしても、ちゃんと体調には気を付けてよね!」

「はーい!気を付けまーす!」

「ほんと、返事だけはいいんだから…」


そう言って、美希は俺の部屋を出て行った。俺に似ず、良く出来た妹だ。


一つ下の妹の 花崎 美希(はなさき みき) は、俺には勿体無いくらい可愛い。とにかく可愛い。死ぬほど可愛い。それでいてしっかり者だ。欠点がない完璧美少女。もうね、美希がいれば他に何もいらないまである。流石に気持ち悪いな。



リビングに行き、用意された朝食を食べる。うん。美味しい!やっぱり美希の作る料理は最高やな!


「お父さんとお母さん、今日遅くなるって」


何!?つまり今日の夜は美希と二人っきりという事ですか!?


「かず兄、よだれ出てるよ。変な事考えてるでしょ」

「な!?そんな訳ないだろ!美希とイチャイチャしようとか、考えてないんだからね!」

「何そのツンデレ…。ただのシスコンじゃん…」


うん。俺はかなり重度のシスコンだと思う。


「ご馳走様。かず兄、食べ終わったら食器、つけといてね」

「あいよー」


美希は一足先に食べ終わり、自室に向かった。制服に着替えに行ったのだろう。それを想像し、白米を食べる。美味い!…変態だなこれ…


さあて、俺もさっさと食って、学校の準備をしようかな。



一通り準備を終え、玄関に向かう。玄関には美希が立っていた。


「はい。これ」


そう言って、赤い包みを差し出して来る。そう、愛妹弁当だ!


「いつもありがとな。愛妹弁当」

「だから違うし!かず兄、私が作ってあげなきゃ、絶対パンとかしか食べないでしょ。偏らないように、気を使ってあげてんの!」

「つまり、俺の事を愛してくれてるってことだな?」

「違うっての!」


最近はこのやり取りが、弁当を受け取るための恒例行事になっている。俺美希の事好き過ぎじゃね?


「じゃあねかず兄!また後で!」

「おう!気を付けて行けよ!」


美希は俺とは違う学校に通っている。俺と親父が、美希に悪い虫がつかない様にと、女子校に通う様に懇願したら、美希はため息交じりに了承してくれた。これで三年間は安心だぜと、二人で舞い踊っていたら、母さんに殴られたのを覚えてる。


でも俺の主張も聞いて欲しい。もし、万が一、俺と同じ学校に入ったら、たちまち美希は男達の注目の的になるだろう。そしたらうちの学校は美希を巡って、某世紀末伝説のように血で血を洗う争いが勃発するだろう。そうなると俺は、美希を手放すくらいなら殺してしまえと、あの金髪長髪の男のようになってしまうだろう。そうなる未来だけは、なんとしても阻止しなければなかった訳で、それに成功したという事は、結果的に俺は美希の命を救ったという事になる訳だ。それに気付いた美希はきっと俺に惚れ直し、果ては求婚してくるだろう。同性間のパートナーシップ協定を認めてくれるんだから、そろそろ家族間も認めてくれねぇかなぁ…


残念ながら俺と美希は血の繋がった兄妹だ。義理だったら結婚できただけに残念である。日本の法律は非情だよな。


こうなったら俺が政治家になって、新しい法律を作るしかない!妹溺愛義務化、これだ!これなら一生美希の側にいられるぞ!


しゃあ!そうと決まれば早速支持者集めだ!まずは圭介当たりに秘書を頼んでそれから…


「おっはよー!」バシッ!

「いってぇ…」


いきなり背中を叩かれた。ったく、誰だよ…


「あれ?そんなに痛かった?ごめんね」

「いや、ちょっと驚いただけ」


美少女が俺の隣りに並ぶ。こいつか、俺の背中を叩いたのは。


「今日はいい天気だね〜」

「あ、ああ、そうだな」

「こんな日は外で運動したくなるよね」

「俺は昼寝したくなるかな」

「え〜。運動した方がいいよ〜。かず君細いんだから、もっと筋肉つけなきゃ!」


お前に俺の何がわかる!実は俺、腹筋六つに割れてんだぞ!ちなみに痩せれば皆腹筋割れるらしい。あれ?結局痩せてるだけじゃね?


つーか大事な事聞き忘れてたわ。


「ところで、おま」

「あー!!今日週番だから早く行かなきゃいけないんだった!それじゃ!またね!かず君!」


俺が質問しようとしたところで、彼女は走り去ってしまった。朝から元気だなぁ。陰の者の俺では付いて行けないな。


まあ、朝から美少女会話できただけ得したと考えよう。ん?待てよ?うちには美希という美少女がいる。俺は毎日会話している。つまり、俺は毎日得をしているという事であり、人生勝ち組という事ではないか!美希がいてくれて良かった〜。


ん?なんか忘れてるような…。あ、思い出した。




あの子、誰だったんだろう…


いかがだったでしょうか。ちょっと意味わかんねという方もいるでしょう。大丈夫です。私も分かりません。かず君はとにかくヤバいシスコンです。お気をつけ下さい。(何に?)

もう一つの方をメインで投稿するので、こちらは更新頻度はあまり高くないと思います。申し訳ねぇ…。なるべく、いっぱい投稿出来るように、頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ