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♪~♪~♪~♪~
電話が鳴っている。
こんな時になる電話なんで100%怪しいのだけれど
この状況を説明してくれる人物からの電話の可能性が高いので電話には出よう……。
「もしもひ?」
焦って噛んでしまった。
『説明が必要だね?』
恥ずかしいなぁと一人身悶えしていると、電話の主はいきなり本題を突っ込んできた。
「あなた……誰ですか?」
今度は気を付けて発言する。
『あたしかい?あたしゃ神様だよぉ!』
古いな?!! 僕の年代でもギリギリわかるかな?くらいのネタだぞなんだこいつ???
『で、説明するとね』
神と名乗る電話の主は、僕の驚きを無視して話を進めようとする。
『まぁ、わかっているだろうけど、ここは異世界だよ!君はその家の中で過労で死んでその世界にいる』
突然何言いやがるんだ?!この神(仮)?!!!!
「はぁ?死んだって…マジっすか?!!」
僕は、話を遮ってそう叫んでしまう。
『そー、君は死んじゃったんだよ』
神(仮)は何でもないことのようにそう言うと気にせず話を続けてきた。
『そして、なんで君がその世界にいるかというと厳正なる抽選の結果というかまぁそんな感じかな?
といっても一等賞とかじゃなくてー前後賞みたいな?だから君自体が特別とかじゃなくて、
言うなれば異世界に一緒にきた部屋?家自体が景品かなー?』
感傷に浸る暇もないくらいつらつらと話してくれましたが、後半全然わからなかった。
抽選とか家が景品ってなにさ?
情報を詰め込まれすぎて混乱してきたぞ……。
『あ、ごめんねーいきなりこんなに言われても困っちゃうよね?だから今から一個づつ説明してくね☆
質問は全部終わった後に受け付けるねー♪』
陽気にそんなこと言う神(仮)
うん、だったら最初からそうして欲しかった。
電話を持ったまま僕はその場でうなだれてしまっていた。
紙に手書きしてから、読み返しつつ文章足したり削ったりしてます。
キーボード押し間違いとかよくしているので誤字脱字あったらごめんなさい