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第一章 ラノベアートオフライン(1)
第一章 ラノベアートオフライン
あ、ありのままいま起こっていることを話すぜ……
「ドラゴンマガジン(ラノベ好きにはいうまでもない、ラノベ雑誌のレジェンドですね)を都心行きのバスの中で読んでいたら、高速道路に突如巨大なドラゴンが出現した」
な、なにをいっているかわからねーと思うが……でしょ? でも、「こうなってしまった」僕たちのセカイは、それがそんなに不思議なことでもなかったりする。
怪異は、幻想は、イマジネーションの産物は、リアルに存在する……ように「なってしまった」。
それが、2010年を迎えてからの、日本。
にしても……僕は打ち合わせにいかないといけないんだけどな。まいったな……。
どうしてこうなってしまったのか。少なくとも僕は悪くない。ドラゴンマガジンを読んでいたからって、そこに関連性はない。だったらああいうネタをかますなと。でも……うん、オタクだったらポルナレフネタ、ここでいいたくなるじゃない?
本当に関連性はない。「そういうルールではない」からだ。