第4話「新しいオファー、心音の決断」
“選ばれる側”ではなく、“選ぶ側”になるとき――
それは、少女が“ひとりの表現者”として立ち上がる瞬間だった。
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■Scene 1:マネージャーからの連絡
心音は、自宅のソファで台本を読みながら、ふと鳴ったスマホを手に取る。
画面には、マネージャーからのメッセージ。
「来週から始まる深夜ドラマ『深紅のさよなら』、主演オファー来てる。
相手役は……朝霧柊真」
朝霧柊真――
いま最も注目されている若手俳優。
世間では「第二の佐伯悠人」と呼ばれるほどの人気だ。
心音は、その名前を見て、一瞬息を呑む。
(玲奈さんの旦那さん……もしかして、もう“伝説”になってる?)
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■Scene 2:玲奈とのカフェ
後日、玲奈と久しぶりに会った心音は、
真剣な顔で尋ねる。
心音:「玲奈さん……私、この仕事、受けるべきでしょうか?」
玲奈は紅茶を置き、少し微笑んだあとで答える。
「それは、心音ちゃんが決めること。
でもね、どんな役でも、どんな相手でも――
“自分自身を守れる”って信じられるなら、挑戦していいと思う」
心音は、しばらく黙っていたが、やがて目を潤ませながら頷く。
「……玲奈さんがそう言ってくれるなら、
私、信じてみたいです。自分のことも、この仕事のことも」
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■Scene 3:悠人と玲奈、深夜の語らい
夜、ベランダでふたり並んで缶コーヒーを飲みながら――
悠人:「心音ちゃん、主演オファー受けたって」
玲奈:「うん。悩んでたけど……前を向いたよ」
悠人:「きっと、大丈夫だな。
だってあの子、玲奈さんの背中を見て育ってきたようなもんだから」
玲奈は、悠人の腕にそっと寄りかかりながら囁く。
「……私たちも、ちゃんと背中見せていかないとね。
いつか“ふたりの秘密”が明かされるときが来ても、
恥ずかしくないように」
悠人:「その時は――
堂々と、『あなたが、俺の妻です』って言えるように、なりたいな」
玲奈:「“妻”って言葉、ちゃんと似合う日が来るまで……
まだ、秘密にしておこうね」
そう言って、ふたりは静かにキスを交わす。
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