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泣きたい気分


あれから、半年。

早いもんだ。

すったもんだの半年間。


スタジオ タイムに入ったのもたまたまだけど、正しかったと思ってる。

今では泣くこともなくなった。

泣いたところで誰かがそばにいてくれるわけでもなし。



泣きたいと思っても涙は出なくなったからちょっと自分が心配になったりするけどね。

泣いて発散していたものは一体、どこに行ってしまったのか気になる。



もし、悲しみにまあ、もろもろ含めて「負の感情」に形があったら

きっと、それは積み重なって溜まっていくはずだ。


外に出していないのなら、一体、どこに行ってしまったと言うのか。

いつか、負の感情を溜める場所が満タンになって破裂してしまうんじゃないか、って心配になる。

馬鹿みたいな発想だから、恥ずかしくて人には言えないけれどその行き場所を考える。



それで私は泣きたいほど、不安を感じる。

もしも。って言葉は人間には切り離せないものだと痛感するくらい。

本当に「もしも」という得体の知れない不安ばかりだ。


そんなとき、私は仕事に没頭することで自分を保つ。

忙しくして、忙しくして自分を追い詰めることで考えを打ち消す。


でも、休みならその手は使えない。



携帯を鳴らしてくれる人はいないけれど、私が鳴らすことはできる。

暇そうな誰かを探してメモリを開く。

誰も電話を取ってくれなくてもいい。

ただ、何か行動しなければ押しつぶされそうだ。





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