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境界  作者: 柿生透
9/79

遊ぶ


 「すごい子達だったね」



 柊月は勉強会が終わった後、依に話しかけた。


 「癖の強いって意味が分かった気がする」


 「でしょ?」


 「先生達がすごい必死になってたし…」


 「あの先生達は児童福祉の人で、兼任してるんだって。…それとあまり大きい声で言えないんだけど…、()()()()()()ってみんな『都市』から来ているんだよね」


 主人の澪も言及していたことを柊月は思い出した。


 「都市?都会から?何か訳があるのかな…」


 「ね。でもそれで最近問題か何かあるらしくてね…そのうちご主人様が詳しいこと伝えると思う」


 依は声を顰めて言った。





 柊月は子供達と公園に行った時のことを思い出す。


 わーっとはしゃいで遊具に駆け寄る子。木登りしたり土を掘ったり虫を捕まえて遊ぶ子がいる一方で、ボーッとして何もせず突っ立っている子、そもそも公園や広場に行きたがらず家に残る子もいた。



 勉強をしたくなくて、遊びに行こうと外へ出ることは分かる。




 しかし、遊ぶことすらしないのはどうにも腑に落ちなかった。


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