頷き
相変わらず短いです、申し訳ありません。
楽しんで頂けたら幸いです。
「逆に、皆さんが『ここは合わない』と判断し、移動することは自由です。寺などの宗教施設は代わりがいくらでもごさいますから」
代わりがいる、という少し冷たさを持った言葉に、聞き手の移住者達ら何人かは顔を見合わせた。
「本題に入りますが、都市部から来た皆さんにとってここの生活はギャップが存在すると思います」
本題、という言葉に柊月は思わずピン、と背筋を伸ばした。
「都市部では『ああすればこうなる』という考えがあります。それもある程度は事実でしょう。しかし、その考えに割を食うのはいつだって子供です。子供は大人より自然に近い存在です。子供が自分達の思い通りにならないことは、両親である皆さんが一番痛感しているはずです」
うんうん、と親である移住者何人かは頷く。
「どんなに経済などが発展しても、私達は人間です。機械ではありません。ここで農作業をした方なら感覚的に分かるでしょう。天候など自然は私達の思い通りにはなりませんよね」
うんうん、と次は柊月と依が頷く。
「どんなに人間が綿密に計画を立てて、頭を使っても、全く上手くいかないときはあります。むしろ、そちらの方が多いでしょう。しかし自分も自然の一員なのだと認め、腐らず自分が出来る最大限のことをする。皆さんにはそのような考えをぜひ受け入れてほしいのです」
数人は何となく分かる気がする、という表情を浮かべていた。
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