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境界  作者: 柿生透
80/99

腹の虫が


投稿遅れて申し訳ありません!そしてまた短い!


楽しんで頂けたら幸いです。




 振り返ると後ろには法円が立っていた。どうやら騒ぎを聞きつけてやってきたらしい。


 男性は怒りが収まらないのか、法円の姿を見ると興奮した口調で捲し立てた(まくしたてた)


 「住職さん、まったくもって腹の虫が収まらんのですよ」


 彼は切羽詰まった様子で見てください、と部屋の中を指差す。しかし法円はにっこり笑いながら、


 「自然が相手なのです。諦めて行動することも選択の1つですよ」


と穏やかに答えた。そして腰をかがめ床に散らばっていた器や書物を拾っていく。



 柊月はその様子にハッとして声を上げた。


 「手伝います!」


 同じように手に取り片付けていく。その姿に触発されたのか、依や他数人も続けた。






 他の大人達はハーッとため息を吐き、うんざりした空気が部屋の中でいつまでも漂っていた。




読んで頂いてありがとうございます!

感想等いつでもお待ちしてます!


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