揺れ
最近更新が途絶えており申し訳ありません。
楽しんで頂けたら幸いです。
「…っていうわけで今むしゃくしゃしているんだ」
柊月は依に先程の出来事について愚痴をこぼしていた。
依もうんうん頷きながら口を開く。
「新しく来た都市部の人達って…何て言えば良いんだろう…やけに説明を聞きたがるというか…」
上手く言葉が出ないのか首を傾げつつ、依は彼らの特徴を挙げようとする。
「そうそう、何かと色々聞いてくるんだよね」
柊月はうんざりした顔でため息を吐いた。
彼らのそのような行動や様子は、法円の耳にも入ったらしく後日話し合いが行われる予定になった。
住職相手ならおそらく聞き入れるだろう。2人がそう話していると。
「…?」
会話している中、遠くから、家屋の奥から小さくミシッと音が走る。
その後微妙に横方向に揺れる感覚が襲ってきた。
これは…。
「地震?」
柊月が呟く。依もそのようだと柊月に目線を向けた。
家に居た者も気付いたらしい。大した大きさの揺れではない。体感では震度3くらいだろうか。
皆周りを見渡しその場で固まったまま動かない。むやみに移動しないほうが無難だと、揺れが収まる時を待っているのだ。
やがて1分もしない内に揺れは収まった。
「…止まったみたいだね」
どこからともなく、軽い安堵のため息が漏れ出る。
皆、今まで行っていた動作の続きを始めていく。日常に戻ろうとした。
その時遠くから、
「ちょっとぉ、何これ!」
と声が聞こえてきた。
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