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保守的
楽しんで頂けたら幸いです。
※またまた短めです
「あ、あの、中学生の子は…?」
その後、男子高校生の公也が恐る恐る法円らに問いかけてきた。
「清楓さんはご家族の元に帰られましたよ」
「そ、そうですか…和解、したんですね」
小さくボソボソと喋っていた。
「多分、俺の家族もその内ここに来ると思います…」
「そうなの?」
柊月と依も会話に参加する。
「はい。…何も言わずに、ここに来たんで」
「清楓ちゃんと一緒だね」
「受験勉強やめた、なんて言ったら殴られるかも、しれないです…」
公也は背中を縮こませる。
「殴るだなんて、そんなの虐待じゃ…」
「都市でも、家庭の話になるとなかなか踏み込めませんからね」
「都市でもそういうところは残っているんだ…」
田舎や里を保守的だと批判するのに、と柊月は呟く。
「人間、そう簡単に理屈通りには動きませんね」
法円はそう言って玄関のドアを閉めた。
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