公園と真理
私が書いている内容のほとんどは、養老孟司さんの本から拝借しています笑
楽しんで頂けたら幸いです!
3/25(火)、加筆修正しました。
寝間の中はいくつもの行燈の柔らかい光によって照らされ、十分に眠気を誘うものだった。外は雨がしとしと降っている。
その日の夜も、柊月と依は小学生女子が寝る布団の横で添い寝をしていた。数人の中高生も2人と同じようにそばにいて肩をトントンしていた。
小学生の1人が喋り出す。
「ここ毎日遊べて楽しいから来てよかったなぁ。今まで外で泥んこ遊びとかしたこと無いもん」
「え?」
思わず柊月は声を上げてしまった。小学生が一度も外で遊ばないなんてことあるのか?
しかし少し考えた後、あぁ家でゲームして遊んでいるのかとすぐに合点がいった。柊月はあまりゲーム機で遊んだことはないが、それくらいは予想がつく。
「そうなんだね」
「外で遊んじゃダメってパパとママが言うの。車とか危ないからって。それにこの前友達の家に遊びに行こうとしたら知らない人に『うるさい!』って怒られて…」
声が少し震え出した。その時の状況を思い出したのだろう。
近くにいた依がその子の頭をそっと撫でる。
「怖かったね…」
「私も昔公園で友達と遊んでた時、知らないおじいちゃんが『うるさいじゃ!静かにしろ!』って言われたことあります」
そう言ったのはおそらく中高生の女の子だ。
「しかもその公園取り壊されちゃったんです。近所に公園はそこしかないから、遊び場所が無くなって当時は寂しかったな」
その発言に、私も外で遊んじゃだめって言われたとかそもそも近くに公園なんてない…と次々声が上がる。
もしかして外で遊ばなくなったのは、単に室内でゲームするようになったからというわけではないのか?
柊月がそう思っていると住職の家族であり、妊娠中の女性・香葉が口を開いた。
「『都市』というのは女子供に優しくないのですよ」
どういうこと?と皆一斉に視線を向ける。
「都市の方々は『ああすればこうなる』という考えをお持ちでしょう?しかし女子供は男性より自然に近い生き物ですからどうしても割りを食うことになるのですよ」
生理や妊娠、出産とかねと付け足して香葉は自身のお腹をさすった。
「…」
皆無言で話を聞いている。小学生らはきっと意味がよく分かってないのだろう、キョトンとした表情を浮かべていた。
「しかしだからこそ、そこに真理があると思いますよ。どれだけ時代が進もうと女子供のすることはそうは変わりませんから」
読んで頂いてありがとうございます!
私自身真理とは頭の中で考えて出てくるものではなく、直感や第六感など理屈では説明付かないものではないかと思います。
皆さんはどう思いますか?
良ければ感想等いつでもお待ちしてます!




