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息子
柊月が目を覚ました時、そこは布団の中だった。
「あぁ…気が付きましたね」
「柊月っ!良かった…」
布団の隣には澪と今にも泣き出しそうな依、そして1人の男性が座っていた。
この人は…。
起き上がろうとするも、澪は柊月の頭を優しく撫でてまだ寝てなさいと制された。
その手の温かさに柊月は泣きそうになった。
「私が先に帰ったから…。ほんとにごめんね」
依は涙声でそう謝ってきたが、柊月はそんなことないとかぶりを振った。
「怖い思いさせて本当に申し訳ない」
その男性が口を開く。とても優しく穏やかな口調だった。
もう少し早く気付いていたら…とその人は続ける。
「えっと…」
柊月が口を開こうとすると、澪が
「私の息子よ」
と紹介した。
「初めまして。この家の孫の境響と申します。挨拶遅れてごめんね」
うちの家と言ってたことからやはりこの人は境家の人間だったのか。
「初めまして…柊月と言います」
挨拶を返すと
「名前ちょっと似てるね」
と響は笑った。
もう少し寝ていたほうがいいと皆に言われて、柊月は朝まで泥のように眠った。
次の日。
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