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境界  作者: 柿生透
102/103

別れの後


楽しんで頂けたら幸いです。




 「皆、ごめんね」


 柊月たちを見送るために、玄関のドアを開けた暁は頭を下げる。


 「私が無理やり誘い出したから」


 不愉快な思いをさせて、と暁は父親の態度について謝罪した。決まりが悪いのか、俯いたままだった。


 「俺からもごめん」


 あの人頭固くて、と兄の朝陽も謝罪する。


 柊月と依はそんなことはない、謝らないで欲しいと慌てて頭を振った。


 勇一郎も、


 「気にしなくていい。また会いに行くから」


と返した。響もうんうん頷く。


 「ここまででいいよ、2人とももう家に入りな」


 「またね」


 柊月たちは2人に手を振る。ようやく少し安堵したのか、朝陽と暁も手を振り返す。


 「また来てね」


 最後は笑顔を見せていた。




 2人の姿が見えなくなると、柊月は何の気なしに空を見上げた。


 すっかり暗くなった。楽しかったからこそ、昼間の明るい時間が恋しく、夜空の色はどこか物悲しい気持ちにさせる。




 そしてほんの少しの寂しさを抱えたまま、柊月たちは境家に戻った。


 本来なら里永家の集落へ帰るはずだったが、思っていたより帰る時間が遅くなってしまったため、響が提案したのだ。


 澪も、


 「全員泊まっていって。連絡しておくから」


と言って、ほぼ強制的に決まったのである。


 しかし疲れていたこともあって、そのまま厚意に甘えて布団で横になった。


 柊月は遊んでいた時間の名残惜しさを抱えつつも、すぐに眠りについた。








 そして翌日。


 柊月が起床すると、響が「大変だ」と声を掛ける。朝から切羽詰まった様子だった。


 何かあったのかと思いながら居間へ促されると、普段はあまり見ることのないテレビが点いていた。


 その前には画面に釘付けになっている境と澪、依と勇一郎もいる。何かに驚いている様子だった。


 柊月も流れる映像を目をやる。




 「ここは……」




読んで頂いてありがとうございます!

感想等いつでもお待ちしてます!


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