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『目』を失った

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

今の私の状態でもあります。

今まで見ていた世界が見えない。感じていたものが感じ取れない。何の反応応答も得られない。

疲れて、いるのかも知れない。この頃沢山の事があったから。


「『目』を失った」

私がそう言うと、彼は切れ長の目を見開いて絶句した。考えている事が手に取る様に分かる。

「大丈夫なのか? このままやって行けるのか? 間違いなく不自由するぞ」

「大丈夫なのか? このままやって行けるのか? 間違いなく不自由するぞ」

私達の言葉が一語一句、外れる事無くハモる。族は皆同じ様に言う。それ程までに、私達にとっての『目』はなくてはならない物だった。

彼はただ私の両頬を包み込むと、親指で下瞼を引き下げる。外側から見ても分かりはしないのに。

それから数字、私はお荷物になりながらも、彼の後を着いていた。何時も以上に約立たずだった。

「失ったきっかけは何か分かるか?」

「忙しかったから……。それで……沢山の淀みが心から溢れて……それで……」

思い返す数日間。ただ沢山の人々の沢山の言葉を聞いた。良い言葉もあれば嫌な言葉もあった。それで見るもの全てに無性に苛立って、自己を乖離した。外壁である肉と、内にある精神とが、全く同調しなかった。

「気を付けて……いるんだ……でも……言葉には出さない様にしてる。でも何時も考えちゃう。

『煩いな』『静かにして』『サンドバッグじゃない』って」

それを聞いて彼は黙っていた。ただ黙ってわたしの体を包み込むと、背を摩る。

「溜め込み過ぎだ。目を失った理由は間違いなくそれだ」

「うん」

「梅香の君の元へ行こう」

そう言われるがままに、私は社を訪れた。けれどもやはり何も感じない。涼やかな風も、檜の香りも、御姿さえも、何一つ。

彼は見えない誰かに向かって延々と口を動かしている。話している内容は聞き取れない。だって『目』を失ってしまったから。

見ようと思えば見えるはずなんだ。有難う御座いますって、傍に寄り添って下さって有難う御座いますって。愚痴や弱音だけじゃなくて、ちゃんと、ちゃんと、感謝の言葉を。

「あっ……」

『目』が、戻ってきた。目の前には少し案ずる様な顔をなさった梅香の君が要らして、私の頬にすっと手を差し伸べる。

「大丈夫?」

『目』が戻ってきた。

ちょっと考察する必要があるお話です。


此処に頻繁に出てくる『目』とは何なのか。


最期の方に彼女の『目』が戻って来ました。

目の前にいらっしゃるのは『梅香の君』、つまり神様です。

この事から、『神様』を感じ取る、見る事が出来るものを『目』とこの世界では称してます。

恐らく、巫女さんとか占い師に当たるのが、この子達の族なのでしょう。


神様って穢れを嫌うんですよ。

負の感情も、罵詈雑言も何もかも。

基本的に沢山お礼を言ってくれる、素直ないい子が好きなんです。


ですが最近の彼女は忙しくて、自分の事で手一杯で他が見れない状態です。

人から何かして貰っても、『鬱陶しい』『黙って』と素直に受け入れられない状態です。

だから『目』を失ってしまいました。


些細な事でも有難いと思うことって大事だよね。

自分を律する事はとても大切だよね。

というお話です。


ちなみに今も含めて最近の私は、些細な事でもイライラして、人に当たり兼ねません。

という訳で、マシな人間になるまで、暫く引きこもります。

宜しくです。


※物凄く語弊がありました。

投稿はしますよ〜!!

あとがきも書きますよ〜!!

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