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第九十四話 さくらの分岐点

お待たせしました!


それでは本編をどうぞ!

「お姉ちゃん達だけずるい!私も一緒に寝たかった!」

朝からさくらはご機嫌斜めである。私とくみが一緒に寝ていて仲間外れにされたと思っているらしい。

「だって、さくらは先に寝てたじゃん、しょうがないでしょー」

「でも、仲間外れは嫌だったの!」

膨れっ面でさくらは抗議してくるが、遅刻しそうだったので切り上げる事にした。

「あー!もうごめん!悪かったよー今日は三人で寝さくらが真ん中で良いから許して!」

「そ、そんなんじゃ許さないんだからね!」

「さくらちゃん表情と言葉が合ってないよ…ツンデレかな?」

「ぐぬぬ…はい…嬉しいです。許します。」

「じゃあ行ってくるね!行ってきます!」

そうして私とくみは家を出た。朝練には余裕で間に合う時間なのでゆっくり行くのであった。


お姉ちゃん達が出かけた30分後くらいに私も学校に向けて出発した。

今日はすぐにえりちゃんに会ったので一緒に学校へ行った。

学校に着いたら、教科書とノートと筆記用具をを机の引き出しへ入れた。

そして、しばらくするとれんちゃんが来る。そしたら三人で昨日の宿題の答え合わせをする。

大体合ってるけど今日は一問だけ答えは割れた。

台形の問題だ最後の問題で先生の意地悪問題だ。

見事に二人は引っかかっていた。

「さくらちゃん間違えてない?この台形問題は補助線の引き方間違えると全部狂うよ」

「さくらはどうやって引いたの?」

二人の答えが同じで私が違っていたのでこういう風に聞かれて当然ではある。だけど、私は自分の答えに少し自信があったので補助線を引いていった。

「えっ?何これ?これってこんな風に解くの?」

「す、凄い…流石さくら…」

「えっへん!」

私が書いた補助線は台形の図の中に三角形と正方形に分かる補助線とその三角形の斜辺の長さの正方形、そしてその中に更に正方形を書いた図である。

「ちょっと!さくら!どこでこんなの習ったのよ!」

「学校に行ってない時に解いた事あったの。暇だったから暇つぶしにね、でも、こうやって役に立てたからやってて良かった!」

「流石さくらちゃんね…」

「ぐぬぬ…おのれーさくらー…」

そして、ホームルームで宿題のプリントが回収された。一時間目は体育だからプリントを出した後着替えた体育館へと行った。今日はドッジボールだった。二人をアウトにできたので満足でした!

そして二時間目は理科だった。今日の理科は天体観測の仕方や、季節ごとの星座の位置などで楽しかった!

そして、三時間目は国語でテストでした。正直つまらない時間でした。

そして四時間目は道徳の授業で勉学とは離れているけどそれ以上に大切な事を学べました。この時間、私は結構好きです。

給食後の昼休みは三人で図書室へ行き本を読んでますというより、れんちゃんが委員会活動日だから来ています。今日読んでいるのは気象天候の本です。えりちゃんは歴史漫画を読んでいました。

そして、午後の授業も終わりいつも通りえりちゃんと帰ろうとした時先生に呼び止められました。

「雪乃さん、少し良いかしら?」

「は、はい。えりちゃん先に帰ってて!」

「分かったわ!じゃあね!」

私はえりちゃんに手を振ってから先生のところへ行きました。


「先生、何かありました?」

「うん、明後日家庭訪問するじゃない?」

「はい。そうですね、時間は18時ですよね?」

「ええ、でね、その前に聞いておきたかったのよ、」

「何をですか?」

私は少し神妙な顔をして聞いた。

「雪乃さん、私立中学受験してはどうかしら?」

「えっ?…ええー⁉︎」

「雪乃さんは私の宿題プリントの最後の問題…通称意地悪問題を全て正解しているわ!そして今回の問題は難関校の入試問題を少し変えて出題したの、これは少し雪乃さんへの挑戦状な所もあったけど、雪乃さんはしっかり解答していた。だからこの話を持ってきたのよ」

私は少しパニックになりかけていたけどなんとか持ち直した。

「わ、私はそこまで頭良くないですよ!」

「そこは畏まらなくていいのよ!こんな話は誰にでもする様な話ではない事くらいあなたは分かっているでしょ?」

分かっている。だからこそ迷ってしまう…お金の事や友達の事…特にえりちゃんとれんちゃんの事…

「少し考えさせてくれますか?」

「もちろんよ!しっかりとお母さん達と話し合って決めてね、急ぐ必要はないからね、家庭訪問でも軽く言う程度にするからね。」

「はい。ありがとうございます。」

「うん、話はこれで終わりよ、じゃあ気をつけて帰ってね!」

「はい。先生さよなら」

「うん、また明日ね!」


そして、私は一人で帰っていた。考え事をしながら…答えはもう決まっているのに…考えてしまうのだ諦めた方の未来を…

そしてそんな事を考えていたら背中から急に痛みが走った。そして私は地面に倒れた。気絶する前に見たのはスタンガンを持った男性だった…

詰め込み過ぎた感がありますが、回収も早いので大丈夫なはずです!


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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